エアコンのガスチャージ(補充)は修理が絶対条件!プロが実践するガス漏れ調査と正しい施工方法

エアコンのガスチャージ(ガス補充)をエアコン修理業者が修理料金・応急処置を解説
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「エアコンの効きが悪いからガス補充(ガスチャージ)をしたい」とお考えですか?

実は、エアコンのガスは本来、半永久的に減らないものです。つまり、ガスが減っているということは、どこかからガスが漏れている「原因」が必ずあります。

もし原因を放置したままガスだけを継ぎ足しても、数日〜数ヶ月で再び漏れてしまい、ガスチャージの費用がすべて無駄になってしまうのです。エアコンのガスチャージは、「ガス漏れ箇所の特定と修理」が絶対条件となります。

そこで本記事では、第一種電気工事士の資格を持つエアコン修理のプロが、ガス漏れ調査の重要性や正しい修理方法、気になる費用相場までを徹底解説します。

職人の勘に頼らない「トルクレンチ」による確実な締め付けや、ガス漏れを防ぐ「ナイログ(防止剤)」の使用、配管長に合わせた「ガスの追加充填」など、再発を防ぐプロならではの施工のこだわりも公開。

「今すぐエアコンを直したい」という方のために、R32・R410Aの冷媒ガスを常備し、当日修理に対応できる優れた業者の選び方もご紹介しますので、ぜひ最後まで参考にしてください。

ガスチャージだけでなく、エアコンが冷えないトラブルの原因や自分でできる対処法を詳しく確認したい方は、以下の特集記事をあわせてご確認ください。
▶エアコンが冷えない・効かないときの修理マニュアル【冷たい風は出るのに部屋が冷えない原因と正しいガス補充をプロが現場写真で解説】

エアコン修理をG-Trustが即日対応します
目次

エアコンのガス補充(ガスチャージ)の費用相場

エアコンの効きが悪くなり、ガス補充(ガスチャージ)を業者に依頼する場合、最も気になるのが「いくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。

ネット上には安価な金額を掲げるサイトもありますが、実際にはガスをただ入れるだけでなく、漏れの原因を突き止めて直すための費用が必要です。ここでは、本当にエアコンを直すために必要なリアルな費用相場を解説します。

ガス補充+ガス漏れ調査・修理の総額費用目安

エアコンのガス漏れを根本から解決する場合、かかる費用は「ガスの代金」だけではありません。確実な再発防止を行うためには、以下の3つの作業費用が合算された「総額」で見る必要があります。

  • 基本料金・診断費(現地への訪問と点検)
  • ガス漏れ調査・原因箇所の修理費(漏洩箇所の特定と、配管の作り直しなどの修繕作業)
  • 冷媒ガス充填費(真空引き作業と新しいガスの規定量充填)

これらをすべて含んだ、一般的なプロ業者の総額費用目安は以下の通りです。

作業内容費用相場(目安)
ガス漏れ調査+基本出張費55,00円~16500円
原因箇所の修理(フレア再加工など)3,300円~22,000円
真空引き+冷媒ガス規定量充填16,500円~33,000円
【合計】総額費用の目安30,000円~65,000円

※高所作業(3階から1階への配管下ろしなど)が必要な場合や、配管自体が著しく劣化していて広範囲な交換が必要な場合は、別途追加費用がかかることがあります。一見高く見えるかもしれませんが、一度の訪問で完全にガス漏れ原因を特定し、二度と漏れないように根本修理を行うための適正価格です。

【要注意】「ガス補充だけ8,000円~」の格安業者に潜む罠

インターネットで検索すると「ガス補充:一律8,800円〜!」といった、破格の安さを大々的にアピールしている格安業者を見かけることがあります。一見すると魅力的ですが、ここには大きな罠が潜んでいるため注意が必要です。

格安を謳う業者の多くは、「ただガスをシュッと継ぎ足して終わり」という作業しか行いません。

導入文でもお伝えした通り、エアコンのガスが減っているということは、配管の接続部などに必ず「隙間(漏れ原因)」ができています。その原因を無視してガスだけを無理やり満タンにしても、早ければ数日、長くても数ヶ月で元の木阿弥(再び冷えない状態)に戻ってしまいます。

結果として、以下のような最悪のサイクルに陥るリスクがあります。

  • 格安業者に頼んで8,800円払う
  • 2週間後にまた冷えなくなる
  • 別の業者を呼んで、結局「調査・修理・再充填」で数万円かかる

最初から修理ができるプロに頼んでいれば一度の出費で済んだものが、格安業者に頼んだせいで「お金も時間もドブに捨てる」ことになりかねません。「安さ」だけに釣られず、きちんと「修理までコミコミのプランなのか」を確認することが極めて重要です。

冷媒ガスの種類(R32・R410A)による価格の違い

エアコンに使われている冷媒ガスには、製造された年代などによっていくつか種類があり、現在日本の家庭用エアコンで主流となっているのは「R32」と「R410A」の2種類です。

ガス自体の価格や特徴には以下のような違いがあります。

① R32(アールサンジュウニ)

  • 特徴: 現在流通している最新のエアコン(およそ2013年以降のモデル)に採用されているガスです。地球温暖化への影響が少なく、環境性能に優れています。
  • ガス価格: 比較的安定しており、R410Aに比べると部材費用自体はやや安価に抑えられる傾向があります。

② R410A(アールヨンイチマルエー)

  • 特徴: 2000年代〜2010年代前半のエアコンに広く使われていた一世代前のガスです。2種類のガスを1:1でブレンドした性質を持っています。
  • ガス価格: 近年はR32への移行が進んでいるため流通量が減少しつつあり、R32よりもガス自体の仕入れ価格が高騰しています。そのため、ガス充填費用が数千円ほど高くなるケースがあります。

ご自宅のエアコンがどちらのガスを使用しているかは、室外機の側面に貼られている「仕様シール(銘板)」を見れば必ず記載されています。どちらのガスであっても、作業の手順(原因特定・真空引き・定量充填)は変わりませんが、古いエアコン(R410A)の方が少しだけガス代が高くなる可能性があることを頭に置いておきましょう。

なぜガスを継ぎ足すだけではダメなのか?「修理」が絶対条件である理由

エアコンが効かなくなったとき、「とりあえず減った分のガスをチャージすれば元通りになるだろう」と考えてしまいがちです。しかし、冷媒ガスの特性やエアコンの構造を知ると、その考えが非常に危険であることが分かります。

なぜ、ガスをただ継ぎ足すだけの作業では意味がないのか、その明確な理由を詳しく解説します。

エアコンのガスは本来「半永久的」に減らない

エアコンの冷媒ガスが室内機と室外機を循環する図
冷媒ガスが室内機と室外機を循環する図

まず大前提として知っておいていただきたいのは、エアコンの冷媒ガスは、車のガソリンのように「使っているうちに消費されて減るもの」ではないということです。

エアコンは、室内機と室外機の間を頑丈な銅製の配管で繋ぎ、その中でガスをぐるぐると循環させる「密閉された回路」になっています。正しく施工され、どこにも異常がなければ、内部のガスは10年でも20年でも半永久的に外へ逃げることはありません。

つまり、「エアコンのガスが足りない(ガス欠)」という状態は、使用年数に関わらず、「本来は密閉されているはずの回路のどこかに、ガスが外へ漏れ出す穴や隙間が空いている」という異常事態を意味しているのです。

原因箇所を直さないと数日〜数ヶ月で必ず再発する

エアコンが冷えているか赤外線温度計で計測して確認している
漏れ箇所を修理しないと冷えた状態はキープ出来ません

ガスが減っている原因(漏れ箇所)をそのままにして、上から新しいガスをいくら満タンまで補充したとしても、結果は目に見えています。空いた穴から、再び新しいガスが勢いよく漏れ出していくだけです。

漏れている穴の大きさや場所によって再発までの期間は異なりますが、最悪のケースでは、ガスチャージをした数日後、あるいはその日の夜にはすでにガスが抜けきってしまい、再びぬるい風しか出なくなることも珍しくありません。

微小な漏れ(スローリーク)の場合でも、数ヶ月から次のシーズンを迎える頃には完全に冷えなくなります。原因箇所を修復する「修理」を行わない限り、ガスチャージは一時しのぎの応急処置にすらならないのです。

何度もガスチャージを繰り返すことで発生する無駄なコスト

「数ヶ月もつなら、冷えなくなったらまた安い業者に頼んでガスを足せばいいや」と考える方もいるかもしれません。しかし、これは結果として最も大損する選択になってしまいます。

前述の通り、原因を放置したガスチャージは必ず再発するため、以下のように無駄なコストが雪だるま式に膨れ上がっていきます。

  • 1回目:格安業者に依頼してガス補充(約15,000円) → 2ヶ月で冷えなくなる
  • 2回目:再度同じようにガスを補充(約15,000円) → 次の夏にはまたガス欠
  • 3回目:結局これでは拉ちが明かないと気づき、プロに依頼して原因調査と根本修理・再補充(約45,000円)

このように、最初から修理ができるプロに依頼していれば一度の出費(約45,000円)で完全に直っていたものが、目先の安さに釣られて継ぎ足しを繰り返した結果、合計で75,000円もの莫大な費用を支払う羽目になります。

お金だけでなく、エアコンが効かない部屋で過ごすストレスや、何度も業者を呼んで立ち会う時間的なロスも含めると、失うものは非常に大きくなります。エアコンのガスチャージは、1回目で確実に「修理とセット」で行うことこそが、最もコストパフォーマンスに優れた賢い選択です。

プロの「ガス漏れ調査」で無駄を防ぐ!原因特定と修理可否の判断

エアコンのガス漏れを直すステップにおいて、最も重要といっても過言ではないのが「事前のガス漏れ調査」です。

どこから、なぜ漏れているのかを正確に特定しないまま闇雲に作業をしても、確実な修理はできません。プロの知識と専用機材による調査を行うことで、無駄な出費を防ぎ、そのエアコンが「直るのか、買い替えるべきなのか」の正しい判断を下すことができます。

ガス漏れが起きやすいスポット(フレア接続部・熱交換器)

エアコンのガス漏れは、どこからでも均等に発生するわけではありません。実際、現場でプロが遭遇するガス漏れの原因は、大きく分けて以下の「2大スポット」に集中しています。

① フレア接続部(原因の大部分)

冷媒管とエアコンを接続する方法のフレア加工
本体を配管を接続する際にラッパ型に加工して接続します

室内機と室外機、そしてそれらをつなぐ銅管の「接合部分」のことです。銅管の先端を朝顔のように広げる(フレア加工)処理をしてナットで締め付けるのですが、新築時や移設時の施工不良による締め付けトルクの過不足、経年劣化による金属の歪みなどが原因で隙間ができ、ここからガスが漏れ出すケースが圧倒的多数を占めます。

熱交換器・溶接クラック(機器内部の不具合)

エアコン室内機の熱交換器。銅製でヒビが入るとガス漏れの原因になります。

室内機や室外機の内部にある、網目状になったアルミや銅製の部品(熱交換器)から漏れるケースです。カビやホコリ、結露水による金属の化学腐食(電食)で目に見えないほどの微細な穴(ピンホール)が空いてしまうケースや、製造時や長年の振動によって配管の「溶接部分」に亀裂(溶接クラック)が入ることで発生します。

※「配管の途中(銅管の真ん中)」からガスが自然に漏れ出すということは、施工時に完全に折ってしまったり、外的な衝撃で傷をつけたりしない限り、基本的には起こり得ません。そのため、プロの調査ではまずこの「フレア接続部」と「機器内部(熱交換器等)」を重点的にチェックします。

プロが現場で行う徹底的なリークチェック(漏えい点検)

目に見えない冷媒ガスの漏れを特定するため、プロの現場では複数の専門的な手法を組み合わせた「リークチェック」を行います。

ガス漏れ検知液(バブルテスト)

エアコンのガス漏れを目視で確認するリークチェックスプレー
接続部にスプレーを吹き掛けて泡が発生したら漏れています

ガス漏れの疑いがある接続部に、専用の特殊な泡(検知液)を塗布します。ガスが漏れていると、その部分からプクプクと気泡が発生するため、目で見て確実に場所を特定できます。

電子式ガスリークディテクター(ガスセンサー)

エアコンのガス漏れを確認する電子式ガス漏れ検知器
電子式リークチェッカーで微量のガズ漏れも検知します

冷媒ガスの成分に反応する高感度な電子センサーを配管や熱交換器に近づけます。目に見えない微量な漏れ(スローリーク)であっても、ピピピという警告音と数値で知らせてくれるため、隠れた漏れも見逃しません。

圧力点検(気密試験)

エアコン内部の空気を吸い出して真空状態にする真空引き
エアコン内部の空気を吸い出して真空状態に確認方法

配管内部とエアコン本体の空気を吸い出し、真空状態にします。15分~20分真空状態をキープできればガス漏れしない設備になっている証拠になります。「回路全体に漏れがないか」を総合的にチェックする方法です。

職人の勘ではなく、こうした科学的・機械的なアプローチを行うからこそ、100%確実な原因特定が可能になります。

修理して直るケース vs 買い替えを推奨するケースの判断基準

調査によって原因が特定できたら、次はそのエアコンを「修理すべきか」「買い替えるべきか」をプロの目線で判断します。何でもかんでも修理をすすめるのではなく、お客様の不利益にならないよう、以下の基準で明確に見極めます。

【修理して直る(修理すべき)ケース】

  • 原因が「フレア接続部」にある場合
    配管の先端を作り直して正しく繋ぎ直せば完全に直るため、修理がベストです。
  • エアコンの購入から5年未満の場合
    他の部品がまだ新しく、直せばこの先も長く使えるため、修理した方が圧倒的にお得です。

【買い替えを推奨(修理できない・しない方がいい)ケース】

  • 原因が「熱交換器」の腐食によるピンホールの場合
    熱交換器の部品自体を交換する必要があり、部品代と技術料で非常に高額になります。直しても他の場所から再発する可能性が高いため、買い替えが賢明です。
  • エアコンの寿命(製造から10年以上)を過ぎている場合
    仮にガス漏れを直しても、すぐにコンプレッサーや電子基板など別の寿命による故障が発生するリスクが高く、修理代が丸ごと無駄になってしまう可能性が高いため、買い替えを強くおすすめします。
プロからのアドバイス:古いエアコンでも「一時的に直したい」にお応えできます

寿命を迎えたエアコンは買い替えが基本ではありますが、お客様によっては「次の引っ越しまであと数ヶ月だけもたせたい」「新しいエアコンを買い替える予算ができるまで、この夏だけ一時的に冷えるようにしたい」というケースもあるかと思います。

実は、ガス漏れの原因が「フレア接続部」にある場合は、たとえ10年前、20年前の古いエアコンであっても、フレアを再加工してガスを補充する修理は十分に可能です。

買い替えを押し付けるようなことは一切いたしません。お客様のご事情やご予算に合わせて、最適なプランをご提案いたします。「まずは一時的にでも冷えるようにしたい」「今日中にどうしても直してほしい」といった即日修理のご希望がございましたら、まずはお気軽にお電話でご相談ください。迅速に対応いたします。

プロが実践するエアコンの正しいガスチャージ・修理方法

エアコンのガス漏れを再発させず、本来の冷暖房能力を100%引き出すためには、専門的な工具と正しい手順に基づいた施工が絶対に欠かせません。

「ただガスを流し込むだけ」の簡易的な作業とは一線を画す、プロが現場で行っている確実なガスチャージ・修理のプロセスをステップ順に詳しく解説します。

ステップ①:ガス漏れ原因を根本から潰す「フレア再加工」などの修理

歪なフレアをカットして正しいフレアを作成する
ガス漏れしないフレアを作成します

ガス漏れを止めるために最初に行うのが、原因箇所の物理的な修復作業です。最もトラブルが多い「フレア接続部」の修理では、以下の3つのプロのこだわりを持って施工します。

フレアの再加工

変形したフレアをやり変えてガス漏れしないフレアにする
専用工具のフレアツールできれいな形状のフレアを作成します

ガス漏れが起きている配管の先端を一度切り落とし、専用のツール(フレアリングツール)を使って、銅管の先端を寸分の狂いもなく綺麗なアサガオ状に作り直します。傷や歪みのない新しい接続面を作ることが、ガス漏れを止める大前提です。

「ナイログ」などの漏れ防止剤の塗布

フレアの内側にガス漏れ防止剤を塗って漏れない設備にする
フレアの内側にガス漏れ防止剤を塗布します

新しく作ったフレアの接続面には、ガス漏れ防止剤(気密性潤滑剤)である「ナイログ」などを必ず塗布します。これにより、金属同士の微細な隙間がシールドされ、将来的なガス漏れリスクを徹底的に排除します。

「トルクレンチ」による適正トルクでの締め付け

エアコンのフレアを締める際はトルク管理が必要でトルクレンチを使用する
正しい締め付けトルクを遵守する為にドレンクレンチは必要です

配管をナットで締め付ける際、職人の「手加減」や「勘」に頼ることは絶対にしません。緩ければ当然ガスが漏れますし、逆に強く締めすぎると金属が潰れて割れてしまいます。当社では、メーカーが指定した既定の力でカチッと締まる「トルクレンチ」を必ず使用し、常に確実な適正トルクで締め付けを行います。

ステップ②:配管内の水分と空気を完全排除する「真空引き(真空引きの重要性)」

エアコン内部の空気を吸い出して真空状態にする真空引き
真空引きは時間がかかる作業ですが必須工事です

配管の修理が完了したら、すぐにガスを入れるのではなく、必ず「真空引き」という作業を行います。真空引きとは、真空ポンプという専門機械を使い、配管の内部を文字通り「完全な真空(カラッポ)」にする工程です。

この真空引きには、エアコンの寿命を守るための極めて重要な役割があります。

  • 水分と空気の排除
    配管の中にわずかでも空気(酸素)や水分が残ったままガスを充填してしまうと、エアコンの心臓部であるコンプレッサー(圧縮機)の内部でオイルが劣化したり、水分が凍りついて配管を詰まらせたりして、コンプレッサーの故障(致命傷)を招きます。
  • 気密性の最終確認
    しっかりと真空状態を作った後、ゲージ(メーター)の目盛りが動かないかを数分間監視します。もし目盛りが戻るようであれば、まだどこかに目に見えない微細な隙間がある証拠。ガスの充填前に「本当に漏れが止まったか」を科学的に確認する役割も兼ねています。

しっかり時間をかけて確実に真空引きを行うことこそが、エアコンを長持ちさせるプロの必須条件です。

ステップ③:職人の勘に頼らず1g単位で規定量を充填する「定量チャージ」

ガス重量を1g単位で計測してチャージする
正しいグラム数を正確にチャージします

配管の気密性が完全に確認できたら、いよいよ冷媒ガスの充填(ガスチャージ)に移ります。ここでも、プロならではの緻密な計算と正確性が求められます。

1g単位の「定量チャージ」

エアコンの室外機には、その機種が最も効率よく動くための「ガスの規定量(例:850gなど)」が、メーカーによってグラム単位で厳密に定められています。ガスは少なすぎても冷えませんが、実は「多すぎても」コンプレッサーに過大な負荷がかかって故障したり、逆に冷えなくなったりします。

そのため当社では、ガスボンベの下に高精度なデジタル秤(チャージングスケール)を設置し、ガスが室外機に入っていく重さをリアルタイムで計測しながら、1g単位で正確に規定量を充填します。

配管長・高低差によるガスの「追加充填(ちょい足し)」

メーカーが定める規定量は、一般的な配管の長さ(通常5m〜15m程度)を基準にしています。

しかし、現場によっては「3階から1階へ配管を下ろしていて距離が長い」「室内機と室外機の高低差がかなりある」というケースがあります。配管が基準より長くなれば、その分だけ中を移動するガスの量が足りなくなってしまいます。

当社では、現場の配管の長さや高低差をきっちりと計算し、基本の規定量に加えて、必要な分だけ冷媒ガスを正確に「追加充填(ちょい足し)」します。これにより、どんな設置環境であっても、エアコンが持つ本来の100%のパワーを発揮させることができるのです。

エアコンのガス漏れ・ガスチャージ業者の賢い選び方

エアコンのガスチャージを依頼できる業者は、大手の家電量販店から地域の電気店、インターネットの格安業者まで無数に存在します。しかし、これまで解説してきた通り、技術力や作業内容には大きな格差があるのが現状です。

大切なエアコンを長持ちさせ、無駄な出費を防ぐために、どのような基準で業者を選ぶべきか「3つの賢い選び方」を解説します。

「ガス漏れ箇所の特定と修理」を明記している業者を選ぶ

業者を選ぶ際に最も重視すべきなのは、ホームページや料金表に「ガス漏れ調査」や「原因箇所の修理(フレア再加工など)」について明確に記載されているかどうかです。

単に「ガス補充〇〇円〜」としか書かれていない業者は、現地に来てもガスをただ継ぎ足すだけで、漏れている原因を直してくれない可能性が極めて高いです。

優良な業者であれば、以下のような情報がしっかりと明記されています。

  • ガス漏れを検知するテスト(バブルテストや電子チェッカー)の手順
  • 原因に応じた修理費用(フレアの作り直し費用など)
  • 万が一、故障が重くて修理ができない(買い替えた方がいい)場合の診断料の扱い
プロのアドバイス

「ただガスを入れるだけの業者」なのか、「原因を特定して根本から直してくれる業者」なのかを、依頼前に必ず確認しましょう。

電気工事士などの資格保有者は「熟練度・スキル」が高い証拠

エアコンのガスチャージや配管修理の作業自体には、法律上、電気工事士の資格が「必須」とされているわけではありません。しかし、業者が「第一種・第二種電気工事士」などの国家資格を保有しているかどうかは、その職人の熟練度や知識、スキルを見極める上で絶対に見るべきポイントです。

なぜなら、エアコンの新規設置や交換工事(本体の脱着)、電源や配線の根幹に関わる工事を行うには、電気工事士の資格が絶対に必要となるからです。

つまり、この資格を持っていない(または在籍していない)業者というのは、以下のようなリスクをはらんでいます。

  • エアコン全体の構造や電気的な仕組みに対する理解が乏しい
  • 簡単なガス補充や軽度な作業しか経験していない可能性が高い
  • 現場で「実は電気系統や基板にも不具合があった」となった場合に対応できない
プロのアドバイス

ガス漏れを根本から直すためには、エアコン全体の構造を熟知した深い知識と高い技術力が求められます。法律上は必須でなくても、「安心して任せられる、経験豊富な熟練のプロ」に依頼するために、第一種・第二種電気工事士などの資格を持つ有資格者に依頼することを強くおすすめします。

当日対応・即日修理ができるフットワークの軽さ

エアコンのガス漏れトラブルが起きるのは、決まって本格的な夏や冬の「エアコンが最も必要な時期」です。猛暑日や極寒の日にエアコンが使えないのは死活問題であり、熱中症などの健康被害にも直結します。

そのため、「困ったその日にすぐ駆けつけてくれるか」「当日中に修理まで完了できるか」というフットワークの軽さは非常に重要な要素です。

  • 大手量販店や夏場の繁忙期の業者
    予約が埋まっており、訪問までに1週間〜10日以上待たされるケースが珍しくありません。
  • 地域密着・自社施工のプロ業者
    スピード訪問を強みとしており、タイミングが合えば連絡したその日に現場へ直行し、その場で調査から修理・ガス補充までをワンストップで終わらせてくれます。
プロのアドバイス

特に、このあと詳しく解説する「冷媒ガスを常に車に用意している業者」であれば、作業が後日に伸びることなく、訪問したその日のうちに部屋を快適な温度に戻すことができます。緊急時こそ、スピード対応が可能な業者を選びましょう。

当社の強み:R32・R410Aガス常備で、調査から修理・補充まで「当日」完了!

株式会社G-Trust(ジートラスト)では、エアコンのガス漏れでお困りのお客様に対し、単なる「一時しのぎのガス補充」ではない、プロとしての確実かつスピーディーな修理サービスを提供しています。

他社には真似できない、当社の3つの強みをご紹介します。

新旧の冷媒ガス(R32・R410A)を常に車載しているため、その場で即対応

エアコンのガス漏れ修理でよくある失敗が、業者を呼んだのに「お使いのエアコンのガス(冷媒)が手元にないので、後日出直します」と言われてしまうケースです。これでは、猛暑や極寒の中、さらに数日間もエアコンのない生活を強いられてしまいます。

当社では、近年の主流である「R32」はもちろん、一世代前のエアコンに使われている「R410A」の冷媒ガスや専用工具一式を、常に作業車に常備(車載)して現場へ向かいます。

新旧どちらのエアコンであっても、訪問したその場で対応が可能です。「ガスがないから直せない」とお客様を待たせることは絶対にありません。

「ただのガス入れ」は致しません!プロの調査で再発リスクを徹底排除

当社は、ガスをただシュッと継ぎ足して料金をいただくような、無責任な作業は一切いたしません。第一種電気工事士の資格を持つ経験豊富なプロが、必ず「なぜガスが漏れたのか」の原因特定(リークチェック)からスタートします。

フレア接続部の不具合であれば、トルクレンチを使ってメーカー指定の適正トルクで確実に締め付け、さらにガス漏れ防止剤であるナイログを塗布して隙間をシャットアウト。その後、真空引きを行って配管内を完全にクリーンにしてから、1g単位の定量チャージを行います。配管が長い現場や高低差がある場合も、緻密な計算のもとでガスを正確に「追加充填(ちょい足し)」します。

万が一、熱交換器の広範囲な腐食など「修理するよりも買い替えた方がお客様の利益になる」と判断した場合は、無理な修理をすすめず、正直にお伝えします。プロの確実な点検・修理を行うことで、お客様の無駄な出費を徹底的に防ぎます。

地域密着・スピード訪問で今すぐ直したい暑さ・寒さを解決

「エアコンが効かなくて、部屋の中がサウナのようになっている」「寒くて体調を崩しそう」など、エアコンの故障は一刻を争う緊急事態です。

当社は地域に根差した自社施工の職人グループだからこそ、大手量販店や繁忙期のフットワークの重い業者とは異なり、ご連絡をいただいてから最短即日でのスピード訪問が可能です。

「今すぐこの暑さ・寒さをどうにかしたい!」というお客様のピンチに全力で駆けつけ、お電話をいただいたその日のうちに、冷たい風(暖かい風)がしっかり出る快適なお部屋を取り戻します。緊急のトラブルこそ、フットワークの軽い当社へ安心してお任せください!

エアコンのガスチャージに関するよくある質問(FAQ)

エアコンのガスチャージや修理について、お客様からよくいただく代表的なご質問にプロの視点でお答えします。

Q. DIY(自分で)ガス補充をすることはできますか?

A. おすすめしません。故障や怪我、最悪の場合は破裂事故のリスクがあり非常に危険です。

ネット通販などで簡易的なガスチャージキットが販売されているため、「自分でやれば安上がり」と挑戦しようとする方もいらっしゃいます。しかし、エアコンのガス補充には以下のような非常に高いハードルと危険が伴います。

  • 原因が直らない: 何度もお伝えしている通り、漏れている箇所を修理しなければ、自分で入れたガスもすぐに抜けてしまいます。
  • 器具の破裂・失明の危険: 冷媒ガスは配管内で非常に高い圧力がかかっています。手順を一つ間違えるだけで、ガスが爆発的に噴き出して凍傷を負ったり、失明したりする恐れがあります。
  • コンプレッサーの爆発事故: 最も恐ろしいのが、配管内に空気(酸素)が混入した状態でエアコンを動かすと、内部で異常高温・高圧が発生し、室外機(コンプレッサー)が粉々に爆発する「故障・人身事故」の例が毎年発生しています。

専用工具(真空ポンプ、トルクレンチ、デジタル秤など)を一から揃えるだけでもプロに頼むより高くつきますので、安全と確実性を買い、修理は必ずプロにお任せください。

Q. ガスが漏れているか自分で見分ける方法はありますか?

A. 室外機の配管(細い方の銅管)に「霜(白い氷)」が付着している場合は、ガス漏れの可能性が非常に高いです。

エアコンのガスが完全に抜けてしまう一歩手前(ガスが少なくなっている状態)のとき、室外機と配管の接続部分にある「細い方の銅管(液管)」に、冷えすぎて白い霜や氷がびっしりと付着する現象が起こります。

また、エアコンをつけて15分以上経っても「室内機から全く冷たい風が出ない」「室外機から生ぬるい風(または冷たい風)しか出てこない」という場合も、ガスが抜けているサインです。このような症状を見つけたら、すぐに運転を停止してプロにご相談ください。

Q. 室外機から冷たい風(または温かい風)が出ないのはガスのせい?

A. ガスの可能性もありますが、「コンプレッサーや電子基板の故障」「四方弁の不具合」など別の原因も考えられます。

室外機のファンから生ぬるい風しか出ない(冷房時に冷たい風が出ない、暖房時に温かい風が出ない)場合、冷媒ガス不足は代表的な原因の一つです。しかし、それ以外にも以下のような機器自体の故障のケースがあります。

  • コンプレッサー(圧縮機)の故障: ガスを循環させる心臓部が動いていない
  • 制御基板の破損: 室外機への電気信号が正しく送られていない
  • 四方弁の固着: 冷房と暖房を切り替える弁が途中で止まってしまっている

これらはガスをいくら補充しても絶対に直りません。当社のプロの調査であれば、電気的な故障なのか、ガス漏れなのかを明確に切り分けることができるため、原因に合わせた正しい対処(修理または買い替えのご提案)が可能です。

まとめ:エアコンのガスチャージは「修理とセット」が鉄則!まずは当社のプロ調査へ

エアコンのガス補充(ガスチャージ)は、ただ減ったガスを継ぎ足すだけでは決して解決しません。「ガス漏れが起きている原因箇所を特定し、確実に修理すること」とセットで行うことこそが、再発を防ぎ、結果として最も費用を安く抑える鉄則です。

格安業者の「一律〇〇円」という言葉に惑わされず、正しい手順(フレア再加工・トルクレンチでの締め付け・ナイログの使用・真空引き・1g単位の定量充填)を徹底してくれる、信頼できる業者を選びましょう。

株式会社G-Trust(ジートラスト)では、第一種電気工事士の資格を持つ経験豊富な職人が、現場の状況を科学的に調査し、お客様にとって最もメリットのあるご提案をいたします。

  • 「エアコンが急に冷えなくなって今すぐどうにかしたい」
  • 「他社でガス補充をしてもらったのに、すぐにまたぬるい風に戻ってしまった」
  • 「古いエアコンだけど、次の引っ越しまでの一時期だけなんとかもたせたい」

最新のR32ガスから一世代前のR410Aガスまで常に車載し、地域密着のフットワークで最短即日の当日修理にも対応可能です。エアコンの効きの悪さ、ガス漏れの不安を感じたら、まずは当社のプロの調査へお気軽にご相談ください!

エアコンが冷えない原因は、ガス不足だけとは限りません。フィルターの目詰まりや室外機周りの環境など、「自分で今すぐチェックできる原因と対処法」をプロが現場写真付きで詳しく解説しています。
エアコンが冷えない・効かないときの修理マニュアル【冷たい風は出るのに部屋が冷えない原因と正しいガス補充をプロが現場写真で解説】

エアコン修理をG-Trustが即日対応します
株式会社REI電気サービスの伊藤大介

監修者:伊藤大介

株式会社REI電気サービス/取締役

「第一種電気工事士」の資格を取得。
施工業者の立場から有益な情報をお届けできるよう努めます。

大島栄二

監修者:大島栄二

株式会社セカンド/代表取締役

「第一種電気工事士」の資格を取得。
有資格者の視点から正しいエアコン修理の情報を発信することに努めている。

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