全く動かなくなるトラブルは、機械本体の故障になりますが
「動いているが冷えない」のエアコンフロンガスが少なくなって起こるトラブルを解説します。
まず、ガスが少なくなるとどうなるか解説します。
端的に言うと「冷えない(温まらない)」「冷えが弱い(暖まりが弱い)」というトラブルになります。
エアコン本体には、そのもの本体に適正なガスの量が決まっています。
その規定量を100%とすると、フロンガスが半分減ると50%のパワーになるという話です。
では、エアコンのガスが減るとどういう症状がおこるのか説明していきます。
- 設定温度を極端に下げないと冷えない(暖まらない)
- 暑い日には冷えず、涼しい日に冷える(冬は寒い日に暖まらない)
- 日中は冷えないが、夜は冷える(冬は逆)
設定温度を極端に下げないと冷えない
温度を18度設定にしないと冷えない。などの状況になっていますせんか?
極端に低い温度設定にしないと冷えない状態はガス不足に可能性があります。
暑い日には冷えず、涼しい日に冷える
気温が30度を超えると冷えない。などの状況になっていますせんか?
特に35度を超えて、温度設定もMAXまで下げているのに冷えない(暖まらない)などはガス不足確定です。
日中は冷えないが、夜は冷える
朝と夜の外気温が低い時は冷えるが、外気温が暑い時に冷えない。という状況はありませんか?
ガスが少なくなって熱交換の能力が低下することで、室外機で温度を下げることが出来ずに冷えないトラブルが発生します。
室外機でフロンガスを冷やしますが、外気温が高いとその温度に影響されて十分に冷えない状態になります。
このような事象が発生したらガス不足確定です。
特殊な事情
エアコンが冷えないのに水漏れする
このような特殊な事象が発生することがあります。
基本的には水漏れは、エアコンが冷えているので水漏れします。
冷えたエアコン本体が結露して水が発生するので基本的には冷えてないと水漏れは発生しません。
それが、冷えないのに水漏れすることが稀にあります。
原因は、室内機の熱交換器にヒビ(クラック)が入って、そこからガス漏れして漏れたガスが水を発生させて水漏れすることがあります。
ガス不足(ガス漏れ)を自分で点検できますか?
専用工具がないと100%の特定は難しいです。
エアコン業者は、「マニホールド」という工具を持っています。
このマニホールドで、ガスの圧力を計測することができます。
この圧力が適正圧力になっているかでガスの減りを推測します。
冷えが弱い、エアコンが効かない、などのトラブルがありましたら専門業者に確認してください。
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