【ガス補充決定版】冷えないエアコンを即解決!早く安い業者へ依頼するノウハウ満載

エアコン修理冷えない

エアコンが冷えない、もしくは冷えが弱いと暑い中に悩んでいませんか?

最近は、修理業界で高額請求が多発しているので業者に依頼する時もどの会社に依頼するか慎重に選ばないといけません。

エアコン修理の業界に10年以上いる私の経験を全て書いていますので信頼して読んでください。

内容が少し専門的になっている部分もありますが、わからない場合はお電話で確認していただいても構いません。

読んでいただければエアコンが冷えなくなった時の修理に詳しくなって早く安く修理を受けることが出来るようになります。

目次

冷えない症状はガス補充だけじゃない!

エアコンが冷えなくなると、まずガス補充の修理を希望する人が多いです。

しかし、実際には、ガス補充で解決するトラブルはそこまで多くありません。修理依頼の中で30%くらいがガス漏れで、それ以外は、その他の原因があるイメージです。

冷えなくなる原因は、ガス漏れの他に機械故障などもありますので、まずは、症状から正確に故障箇所や原因を特定することが重要です。

これから原因の特定方法を1つずつ解説していきます。

室外機が回っているか?止まっているか?

エアコン室外機

まず、最初に室外機が回っているかの確認をお願いします。

室外機とは、ベランダや屋外に設置された箱のようなものです。

その中には、ファンがありそのファンが回っているかの確認をしてください。

チェックの結果
  • 回っている場合 ・・・ ガス不足の可能性が高い
  • 止まっている場合 ・・・ ガスが原因ではなく機械故障の可能性が高い

この確認でガス漏れか90%以上の確率で確認することが出来ます。

室外機の接続部に霜がついていないか?

室外機と冷媒配管をつなぐ接続箇所が室外機横にあります。

エアコン室外機霜

写真上部の管が少し白くなっていることがわかりますか?

この白い霜がついていないか確認してください。

霜がついている場合 ・・・ その箇所からガスが漏れている証拠です。

冷媒ガス(フロンガス)はかなりの低温で漏れ出す場合は、霜がつきます。

もし、霜を見つけた場合は、漏れて間もない証拠にもなります。

この症状を確認することが出来たら、完璧に修理することが可能です。

  • 漏れ箇所の修理をして漏れなくする
  • エアコン本体の規定量のガス補充する

すぐに修理会社に依頼しましょう!

暑い日に冷えない、寒い日に暖まらない

冷えない時は暑い日、暖まらない時は寒い日ではないですか?

ガスが不足すると性能が低下して気温が暑い時に冷えなくなります。

気温が高い日にこの症状がおきていないか確認してみてください。

朝と夜に冷える、暖まる

朝と夜は冷えるが日中の暑い時間に冷えないになっていませんか?

この症状も先程と同様にパワー不足によって起こる症状になります。

ガス不足になると夕方から朝にかけて外気温が下がった時だけ冷える症状がでます。

設定温度を18℃まで低くしないと冷えない

そこまで暑くない日でも極端に温度を下げて冷房を使っていませんか?

エアコンの温度設定は、25℃でも十分に冷えます。

20℃以下にしないと冷えない場合はガス漏れしている可能性が高いです。

冷房運転なのに水が出ない

冷房運転の時は、室外機付近から水がでます。

排水ルート、設置方法にもよりますが、屋外に水を排出します。

その水が出ていない場合は、エアコンが十分に冷えていない可能性が高いです。

室外機まわりを確認してみてください。

ガスが減る、漏れるとパワーが落ちる

結論からお伝えするとガスの量が減ると性能が落ちて冷えにくくなります

購入時は100のパワーだったものが、ガスが減ることで50のパワーになるイメージです。

もちろん、減っている量によってパワーの減り方が異なります。

完全に無くなっている場合は、全く冷えないエアコンになります。

エアコンには商品ごとにガスの規定量が決められています。

メーカーから出荷された時は、その規定量のガスが中に入っています。

パワー100%の状態で出荷されています。

パワーが落ちていると感じる場合はガス漏れを疑っていいと思います。

特に下記、トラブルはガス漏れによるパワー不足の可能性が高いので、すぐに修理業者に依頼しましょう!

  • 暑い日に冷えない、寒い日に暖まらない
  • 朝と夜に冷える、暖まる
  • 設定温度を18℃まで低くしないと冷えない

もちろん、お部屋のサイズに合わないエアコンを設置している場合は除きます。

購入して数年経って冷えが弱くなった気がする場合は、真っ先にガス漏れを疑ってください。

多くの人が勘違い!ガスは使っても減りません

本当に多くの人が勘違いしています。

エアコンのフロンガスは使っても使っても減りません。

しかし、多くの問い合わせは、「10年使ったのでガスを補充してください」とお問い合わせをいただきます。

では、なぜこのような間違いが広まっているのでしょうか??

都市ガスやプロパンガスが使うと減るから勘違いする

身近なガスが使った分だけ減って請求されるので、エアコンのガスも使ったら減ると勘違いしています。

都市ガスは天然ガスで燃焼による消費の場合、二酸化炭素と水蒸気になって無くなっています。

しかし、エアコンで使われているフロンガスは使っても無くなりません。

エアコンのガスは密閉されている限り使っても減らない

エアコンのフロンガスは密閉された状態で使用されている限り再利用され続け減ることはありません。

フロンガスが使われている代表的な家電品は冷蔵庫で、冷蔵庫もガスが減ることはありません。

エアコンの経年劣化で漏れることもありますが、基本的には正しい施工をしていれば漏れないのです。

フロンガスは人体には無害!不燃性ガス

エアコンに使われているフロンガスについて少し詳しく説明します。

ガス漏れしていると聞くと爆発するのではないか?と思ってしまう人がいると思うので解説します。

人体への影響はない

エアコンのガスは、人体への影響はほとんどありません。

ただし、高濃度で吸い込むと酸欠になる可能性がありますので直接吸うことはやめましょう。

不燃性ガスなので安心してください

エアコンのガスは、不燃性ガスで安全なので多くの家電品に使用されています。

ただし、高熱や高温での環境では分解される可能性があります。分解されると有害な物質を発生する可能性があるので火は近づけないようにしますよう。

オゾン層を破壊するフロンガス

フロンガスを大気中に放出するとオゾン層を破壊する原因になります。

フロンガスに強い紫外線が当たると塩素原子に分解され、その塩素原子がオゾン層を破壊してしまいます。

現在、多くの製品に使用されている最新のフロンガスR32は、オゾン層を破壊しませんが温暖化係数が高いので完全に良いガスというわけではありません。

フロンガスの種類と使用禁止のガス

家庭用エアコンで使用されているフロンガスは3つあります。

業務用の場合はもっとありますがここではこの3つのフロンガスについて説明します。

オゾン層を破壊するので使用禁止になった「R22」

導入時期:1950年代から1990年代

20年くらい前まで使用されていたR22。オゾン層を破壊することが判明し使用禁止になりました。

モントリオール議定書に基づき1996年以降段階的に禁止され2020年に完全禁止になっています。

R22の代替フロンガスとして開発された「R410A」

導入時期:1990年代後半から2000年代

R22の代替ガスとして1990年代後半から急速に普及したフロンガスです。

オゾン層を破壊する係数が0となっているのが特徴です。しかし、温室効果ガスの係数(GWP)は高いので完全に環境に良いとは言えません。

最新のフロンガス「R32」

R410Aに代わる最新のフロンガスです。

オゾン層破壊係数は0で、GWPもR410Aより低くなっています。

日本では、2014年からエアコンの標準冷媒ガスとなっています。

ガスが圧縮されて冷えたり暖まる

住宅エアコン、車のエアコン、冷蔵庫はフロンガスで冷やしたり暖めたりしていますがどういう仕組か簡単に説明します。

一言でいうと「冷凍サイクル」という仕組みになります。冷凍サイクルは、フロンガスを循環させて熱をつくりだす仕組みのことです。

フロンガスをコンプレッサーで、圧縮・凝縮・膨張・蒸発の工程を繰り返すことで冷やしたり暖めたりしています。

ここでもお伝えしたいことは、冷やす作業にはコンプレッサーなどの機械も関係しているのでこの機械が故障すると冷えなくなります。

最初に説明したチェックをおこなってガス不足か機械故障か判断してください。

漏れ箇所の修理ができるのは接続部のみ

エアコンのガスは使っても減らない。漏れているから減っているということは理解してもらえたと思います。

漏れ箇所が特定できれば修理出来るか、また費用がどのくらいになるか検討がつきます。

まずは、修理出来る箇所と修理が出来ない箇所を紹介します。

修理可能な接続部

修理が可能な箇所は、エアコン取付の時に作業員が施工で扱う箇所です。

その箇所は、エアコン本体と配管をつなぐ接続箇所になります。

その接続箇所は全部で4箇所あります。

  • 室内機と冷媒管を接続する、2個所
  • 室外機と冷媒管を接続する、2個所

接続方法の「フレア加工」は漏れやすいので注意!

エアコンと冷媒管の接続は、フレアと呼ばれる接続方法で施工します。

エアコンフレア加工

【フレア加工とは】
銅でできたエアコン配管の末端をフレア形状(ラッパ形状)に広げて接続する方法です。
突起と配管のフレアを合わせてナットで締め付けることで接続します。

銅で出来ているので変形しやすく、きれいに接続されていない場合はガス漏れします。

不慣れな作業員の場合、フレア形状を作ることが下手で漏れることもあります。

また、室外機を移動させると柔らかい銅が変形して接続が外れて漏れることもあります。

施工時に接続したら箇所は再施工で修理可

エアコン取付時に作業員が施工した箇所なので再施工することで漏れなくすることは可能です。

取付施工が出来る業者であれば修理してガス補充してもらうこと依頼できます。

修理不可な本体からのガス漏れ

ガス不足が原因で冷えない場合でも漏れ箇所が本体の場合は修理不可になってしまいます。

本体から漏れる原因は、ガスが循環するルートに亀裂が入ることです。

この亀裂が入る原因は経年劣化で防ぎようがありません。

主に室内機と室外機にある熱交換器本体か熱交換器と冷媒移管をつなぐ溶接箇所に亀裂が入ります。

物理的に溶接はできますが、本体の漏れ箇所にロウ付けするスペースがないので作業ができません。

徹底的に分解してもその分解費用が高額になることや再組み立てができなくなる可能性があるので原則、修理不可となってしまいます。

ダイキンなどのメーカーは冷媒回路の保証が5年

ダイキン、パナソニック、日立、三菱、シャープ、東芝などの国内メーカーは、冷媒回路の亀裂による故障に対してメーカー保証を5年としています。

購入から5年以内に冷媒回路からガス漏れした場合は、無料で交換してくれるので活用してください。

ただし、ダイキンなどの全メーカーでは基盤故障などの本体保証は1年になっており、トラブル箇所によって異なるので間違わないように注意が必要です。

ガス漏れ箇所を探す方法と修理の方法

エアコンの構造もメーカー保証もわかってきたと思います。ここで気になるのがどうやって漏れている箇所を探して修理するのかです。

専用の工具を使って作業することは業者に依頼しないといけませんが紹介していきます。

正確にガス漏れ箇所を特定する方法

4つの調査方法を紹介します。少し専門的な話になりますが読んでください。

真空引き

エアコンガス補充

真空引きに必要な、マニホールドと真空ポンプ

エアコン本体と冷媒管をつなぐとガスの循環するルートができます。

そのルートを真空ポンプで空気を吸って真空状態にします。真空状態を20分以上キープできたら漏れ箇所がないということになります。

この作業は、マニホールドと真空ポンプという専門工具が必要になるので業者しかできない作業になります。

メリット ・・・ 正確に漏れている漏れていないの判断ができる
デメリット ・・・ 漏れている箇所をピンポイントで特定できない

ガス漏れチェッカー

チェッカーを使って漏れている箇所を特定できます。漏れている箇所にチェッカーを当てると音や光で知らせてくれます。

ガス漏れチェッカーの費用:10000円~100000円

高いものから安いものまであります。業務用エアコンを施工する業者は、50000円~100000円くらいの機械を使っています。

メリット ・・・ 漏れている箇所を正確に特定できる
デメリット ・・・ 機械を直接あてることができる箇所しか調査できない(機械内部が点検できない)
          ガスが入っている状態でしか調査が出来ない(抜けきった状態では調査不可)

リークチェック

エアコンガス漏れリークチェック

リークチェック用にスプレーが売っています。1本1000円前後で購入できます。

リークチェック用にスプレーが売っています。1本1000円前後で購入できます。

専用スプレーを購入しなくても石鹸水で代用することも可能です。

漏れているとガスが吹き出るので、このスプレーをかけると泡が発生します。

エアコン全体に吹きかけるのではなく、ある程度漏れそうな箇所を予測して吹きかけて使います。

メリット ・・・ 漏れている箇所を正確に特定できる
デメリット ・・・ 直接、吹きかけることができる箇所しか調査できない(機械内部が点検できない)
          ガスが入っている状態でしか調査が出来ない(抜けきった状態では調査不可)

漏れる音で確認

ガスが入った状態で漏れている場合は、漏れる音である程度確認することもできます。

時に室内機から漏れている場合は、室内機から「スー」という音がすることがあります。

昔は、あえて冷媒ガスを入れて漏れ箇所を特定していたと聞いたことがありますが、フロンガスを大気に放出することになりますので今は禁止です。

メリット ・・・ 点検にコストがかからない
デメリット ・・・ ガスが入っている状態でしか調査が出来ない(抜けきった状態では調査不可)

ガス漏れ箇所の修理方法

ガス漏れ箇所が特定できたら修理方法が気になります。修理は全て業者への依頼が必須になりますが紹介します。

部分修理・・・フレア加工、溶接(ロウ付け)
全体修理・・・冷媒管の引き直し

3つとも本体以外からガス漏れしていた場合の修理法です。

施工時に扱う箇所なので施工業者でも修理可能です。修理というか再施工になります。

フロンガスを補充(チャージ)する方法

詳しく説明すると専門的過ぎますし、一般の方が詳しく知る必要もないと思いますので簡単に説明します。

代表的な必要な工具と用途・価格

冷媒ガス(フロンガス)

冷やしたり暖めたりする役割で最も重要なフロンガスガス

参考価格:3000円~5000円/1L

マニホールド

冷媒ガスが入ったガスボンベとエアコン室外機をつなぐ工具

計りがついていて圧力を計測できるようになっていてガスが少なくなって圧力が低下していないか、真空状態をキープしているかなど確認することができる

参考価格:10000円~20000円

デジタルスケール

ガスをどのくらい入れたか確認する為の計り。体重計を使ってもOK

参考価格:ガスをどのくらい入れたか確認する為の計り。体重計を使ってもOK

真空ポンプ

ガスを入れる前に真空状態にする為に必要。漏れているかの点検でも使用する。

参考価格:5000円~15000円

パイプカッター

長さ調整でカットする時に使う工具

参考価格:2000円~4000円

フレアツール

フレア(ラッパ)を作成する工具。安いものもありますが悪いフレア形状ができる可能性があるのである程度、高いものを使うほうが良い。

参考価格:12000円~20000円

ガス補充の作業手順と目安時間

室外機の接続箇所から漏れている想定で手順を紹介します。

STEP
マニホールドでガス圧を計測して無くなっていることを確認する
STEP
漏れ箇所を特定する
STEP
漏れの原因のフレアをやり変える
STEP
全てを接続して真空ポンプで真空引きする
STEP
ガスをマニホールドで室外機に接続する
STEP
室外機記載のガス規定量を確認する
STEP
ガスボンベの残量を確認する
STEP
規定量のガスを室外機に入れる
STEP
マニホールドと室外機を切り離す
STEP
リークチェックで接続箇所から漏れていないか確認する
STEP
試運転で冷えていることを確認

ガス漏れを予防する施工の工夫

ガス補充のトラブルを未然に防ぐ施工の工夫を紹介します。是非、施工会社には全てを実施してほしいものです。

施工時の予防法

キレイなフレアで接続面を最大化

キレイなフレアとは、適正サイズと断面に異物の付着がなくきれいな表面のことになります。

接続面のサイズにあったサイズで大きすぎても小さすぎてもいけません。

大きい場合・・・ナットで締めた時にはみ出した部分が崩れて隙間ができて漏れる
小さい場合・・・接続部との設置面が小さく多少の不可で隙間が出来て漏れる

これは業者の腕前になりますが、使用する工具も重要です。

やはり高い工具で作るときれいなフレアができる確率が高いです

フレアの後処理を丁寧にやる(バリ取り)

フレア加工をする際に、銅をラッパ型に開くのでバリといってクズのようなものが出る場合があります。

そのクズ付いたまま接続すると隙間が開いて漏れる原因になります。

フレアを作った時に、断面をきれにクリーニングするとガス漏れの確率を下げることが出来ます。

接続箇所はナイログで仕上げを!

ナイログといってパッキンのように隙間埋めをしてくれる商品があります。

ひと手間かかるので使用しない業者もいますが、これをつけるとガス漏れ確率が下がるので付けたほうが絶対に良いです。

この辺りを丁寧にやってくれる業者は信頼できると思います。

施工後の注意事項

施工後の注意事項は1点のみです。

室外機を動かさないでください。

少しだけ動かす、浮かす時は最新の注意を払ってください。

接続箇所の銅は薄く柔らかいので本当にすぐ漏れます。

特にマンションの大規模修繕でベランダの防水作業を行う時など室外機を移動させます。

その時にガス漏れが多発するので注意してください。

ガス補充(ガスチャージ)の概算料金

室内機側のフレア修理とガス補充 ・・・ 30000円~40000円
室内機側のフレア修理とガス補充 ・・・ 35000円~45000円

あくまで設置環境やエアコンのサイズ(ガスの規定量)によって異なるのでまずは業者に正確な金額を確認しましょう。

漏れた分だけガス補充するは禁止だけど

漏れ箇所を修理してガス補充すると意外と費用が高くなってしまいます。

そこで考えるのが減ったガスの量だけ補充したら安くなるのではないか?

■答え 安くなります。

しかし、いくつかの問題がありますので解説します。

フロン排出抑制法に違反するので原則禁止

2015年に施工された法律に「フロン排出抑制法」があります。

端的に説明するとフロンは回収して適正な処分をするように義務付けられています。

より簡単にいうと、フロンを大気に放出してはいけないとなっています。

また、業務用機器の場合は、設置後にフロンが漏れていないか定期点検まで義務付けられています。

安く修理する為に減った分のガス補充する

この施工は法律で禁止されています。

しかし、現場レベルでは、まだこの方法で修理している業者もいると思っています。

この施工の大きな問題点を説明します。

  • フロン排出抑制法に違反する
    この場合、罰せられるのは施工業者になります。
    家庭用エアコンの所有者は、廃棄時に専門業者へ依頼する義務はありますが違反行為に対する罰則はありません。しかし、法律は改定されるので注意が必要です。
  • 補充してもまた漏れる
    漏れ箇所の修理をしていないので補充しても絶対に漏れます。
    しかし、漏れ方が少量だと1年~3年くらい使えることもあります。
    漏れたエアコンを業者が点検して全く残っていない場合は補充しても1週間や1ヶ月くらいで冷えなくなることもあります。
    再発必須なので業者とトラブルになるので本当にオススメしません。
  • ガスが規定量入っているかわからない
    漏れた機械にどのくらいガスが残っているがわからないのでエアコンが冷えなるまでガスを入れることになります。
    ガスを規定量以上入れてしまうと圧力が強くなり故障の原因にもなります。
  • 概算費用
    15000円~25000円くらいが目安になると思います。

修理費が高額なら買い替えが絶対良い

修理費が高額になる場合は、買い替えを同時に検討してください。

そもそもメーカーの部品保証期間が10年なので10年を過ぎたエアコンは修理できなくなります。

使用年数と設置しているエアコンのサイズによって検討してみてください。

私なら即交換する条件

  • 即日修理が出来ない場合
  • 修理費が4万以上になる場合
  • エアコンを購入して5年以上する場合
  • エアコンの畳数が14畳以下の場合

もちろん修理を依頼している時期にもよりますが、上記条件が全て揃うと交換一択だと思います。

夏の暑い時期には、家電量販店さんが依頼から施工まで1ヶ月待つこともあります。

事前に修理業者に交換ができるか、交換までの目安日数などを電話で確認することをオススメします。

ガス補充修理をメーカーに依頼するメリットはない

購入したメーカーに修理依頼をすることを検討すると思います。

忙しい時期はメーカー修理も1ヶ月待ちになることもあります。

真夏や真冬に緊急修理を希望する場合は、メーカーと修理業者に両方確認してください。

訪問が早い業者に依頼して良いと思います。

メーカーの中では、ダイキンのコールセンター、アフターサービスが優れていると思いますが、販売台数が多いので真夏はパンクしている印象です。

部品を使わない修理の場合は、メーカーのメリットが無いので早い業者を選んで1日でも早く解決させてください。

業者選ぶは慎重に!絶対に技術がある業者

エアコンが冷えないトラブルは結果、業者に修理依頼をするしかありません。

そんな時にGoogleなどのWEB検索をして上位にでてきた会社にだけ依頼していませんか?

近年、訪問修理によるトラブルが多発しているので良い業者を選んで依頼したいものです。

ここでは、良い業者の基準とどういった業者に依頼をしたらいいかをご紹介します。

口頭で作業内容と概算金額を案内してくれる

まずは、価格案内が明朗会計な会社を選んでください。

「見ないとわからない」の一点張りな業者はNGです。

作業者目線で状況次第というのもわかりますが、想定されるケースごとの概算金額は案内出来ます。

金額の幅があってもいいので案内してくれる業者を選んでください。

修理費用と交換費用を両方提案してくれる

交換作業までできる業者を選んでください。

トラブルは全てガス補修で改善する訳ではありません。

修理できなかった時にすぐに交換できる会社がオススメです。

  • 事前に修理出来ない場合は交換が出来るか
  • 在庫は持っていて交換まで数日で完了できるか

この2点を電話で事前確認してください。

暑い日に交換で1ヶ月待つことは出来ないですよね。

業務用エアコンの対応ができる業者は尚良し

必須ではありませんが業務用エアコンの修理交換ができる業者なら理想的です。

家庭用より業務用のほうが技術と経験が必要になります。

業務用ができるというだけである一定以上の技術は担保されていると考えて大丈夫です。

しかし、ネットで業務用エアコンの対応ができる業者を探すの難しいので絶対条件ではありません。

まとめ

まず私が10年以上、エアコン修理業界にいて「冷えない」と相談を受けると70%くらいの方が機械故障です。

皆さんはエアコンが冷えないと「ガス補充」と思い込んでいますがわずか30%くらいの確率です。

まずは、ここに書いてあることを理解して正確に原因を特定してください。

これだけやれば大丈夫
  • 室外機が動いているかの確認
  • 業者に連絡
    動いている場合・・・ガス充填の概算費用を下限と上限で確認する
    止まっている場合・・・修理依頼をするが修理出来ない場合はエアコン交換を4日以内にできるか確認
    ※交換時の概算金額も確認してください

上記のことを確認するだけである程度の良い業者へ依頼することが出来ると思います。

どんなに急いている時でも上記の2点は確認するようにしてください。

困った時は、電話でお問い合わせください。

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