急にエアコンから水漏れしてきて、どうしていいか焦っていませんか?
- 今すぐ出来る修理はあるか?
- 自分で出来る応急処置・修理はあるか?
- 修理はどういう手順でやったらいいか?
- どの業者に依頼したらいいか?
- 即日修理してくれる業者はいるか?
エアコン水漏れのトラブル解決させる特集ページです。
私は、エアコン業界で10年以上修理を経験し、多くのエアコン修理してきました。
専門的すぎてわからないエアコンからの水漏れをはじめてのトラブルの方にもわかりやすく詳しく解説していきます。
読んでいただければ、正しい修理を「より早く」「より安く」受けれることができるので安心して読んでください。
水漏れ状態で使って良い場合とダメな場合
エアコンからの水漏れには、2通りあります。
1つは、水漏れの修理法と費用についてです。
もう1つは、このまま使用を続けていいのか?ということです。
使わないことが良いのはみんなわかっていますが、使わないと生活が出来ないので止めることは避けたいと強く懇願します。
まずは、困っている今、エアコンを使い続けていいのか簡単に解説します。
室内機から直接床に漏れている場合は使用OK
エアコンの室内機から直接床に「ポタポタ」と水滴が落ちている場合は、そのまま使っても良いです。
漏れた水滴をバケツやボールで受けて、室内が濡れないようにしてください。
もちろん、溜まった水は捨てて溢れないようにしてください。
エアコンが正常な時(冷えている時)に水が発生します。あなたのエアコンは水が出ているということは正常な証拠です。
水漏れ漏れていますが使い続けても故障することはないので安心して使ってください。
ただし、水漏れは立派な故障なので、必ず修理して解決させてください。
あくまで応急処置として、水漏れしても使用して良いと書いています。修理・改善は絶対にしてください。
その他の場合は、今すぐ止めて!使用NG
使ってはいけない場合も紹介します。
エアコンから漏れた水が壁を伝って漏れている、もしくはホースから漏れているなど、エアコン本体から漏れていない場合は、使用をやめてください。
使い続けてもエアコン本体が故障するリスクは低いですが、壁や床などが濡れることで大規模なリフォームになる可能性があります。
数十万~数百万をいうリフォームに発展する可能性があるので即、停止してください。
別の部屋のエアコンがある場合は、その部屋に避難して水漏れ修理が解決するまで我慢してください。
エアコン本体から直接漏れている以外の漏れ方は、全て使用を停止することをオススメします。
水漏れを今すぐ止める方法!最初の処置!
水漏れしたままエアコンを使えない場合は、以下のことをやってエアコンの水漏れを止めましょう。
漏電などの二次被害も防止することができるので今すぐ対応してみてください。
リモコンで本体の電源を切る
必ずリモコンで電源を切ってください。動いている状態でコンセント抜いたり、ブレーカーを落とすとエアコン本体が故障する可能性があります。
室内機のコンセントを抜く
室内機のコンセントとは、エアコン本体の電源コンセントです。
室内機の横についているコンセントです。リモコンで停止した後にコンセントも抜きましょう。
抜くことで、水がコンセントコードを伝って漏電やショートするトラブルを防ぐことが出来ます。
濡れた箇所を拭く
当たり前ですが、濡れた水を拭き取りましょう。壁や床の腐食を防止できます。
特に壁のクロスは、濡れると剥がれる可能性があるので拭き取り乾かしましょう。
必要に応じて、扇風機やドライヤーで乾かすことをオススメします。
エアコン本体まわりの家具などを移動
修理をする際は、エアコンの室内機周辺で作業します。作業をしやすくする為にもエアコンまわりの家具は移動させましょう。
特に、エアコン直下においている家具は移動させるほうが良いと思います。
水発生の仕組みと屋外へ排出する仕組み
エアコンから水が発生する仕組みとその水をどうやって外へ排水しているのかを説明します。
エアコン修理に関係がないように思われるかもしれませんが仕組みを理解することで正しい修理と対策ができるようになると思います。
仕組みは至って簡単なので誰でも理解できるので安心してください。
結露の仕組み
一般的には冬の寒い日に窓ガラスが結露することを体験したことがある人は多いと思います。
その結露は、空気中に含んだ水分が冷たいものにあたると水に変化するという仕組みです。
空気の特性上、暖かい空気は多くの水分を含むことができ、冷たい空気は少量しか水分を含むことができません。
全く別の話になりますが、冬は乾燥するのは空気が含むことができる水分量が少ないからになります。
冬は、室内温度を高くして加湿すると最も効果的です。
エアコンは室内機が冷えるから水が発生する
エアコンの場合、室内機(室内機側の機械)の熱交換器が冷房運転時に0℃~5℃まで下がります。
このキンキンに冷えた熱交換器と夏の暖かい空気が触れて結露し大量の水が発生します。
逆に暖房運転時は、熱交換器が暖かくなるので水は発生しません。エアコンの水漏れトラブルは夏しか起こらないトラブルです。
水を屋外へ排出するエアコンの構造
エアコンは、室内で発生した大量の水が屋外へ排水されるような構造になっています。
仕組みは至って簡単になっていて、高い方から低い方へ流れる仕組みで作られていて、取付時もその仕様を遵守するように取り付けることが重要です。
水が発生して流れる順番に要点を簡単に説明します。
ドレンパン
ドレンパンとは、発生した水を受ける皿の役割になっています。
熱交換器の下に設置され、垂れてくる水を受けて外へ流す役割になります。
皿と言っても平らな構造ではなく、三角形状になっていて少量であっても滞留せず集めて外へ排水できるようになっています。
ドレンホース
ドレンパンにつながっている排水の為のホースです。
蛇腹形状の直径13.5mmのホースです。
このホースが屋外へ流すルートになり簡単な構造になっていますがとても重要な役割になっています。
後から詳しく説明しますが、この細いホースが詰まって水漏れするトラブルが最も多い発生原因です。
右出しと左出しという取り付け方
エアコンの右側から外に出すか、左側から外に出すかをいう施工方法があります。
これは、取付施工時にどちらにすることも可能です。
良い業者は、アフターメンテナンスを考えて取付しますが、よくない業者は施工しやすさで判断しています。
後から説明する冷媒管の結露による水漏れは、左出しの時のみ発生する原因になります。
水漏れだけ考えれば右出し施工が良いことになりますが、一概に全てが右出しが良いとは言い切れないので業者に相談して取付方法を決めてください。
つまりはホコリと微生物が原因で起こる
エアコンの構造で説明したように水漏れの多くの原因は、排水ルートのつまりです。
そのつまりの原因になる2つ理由を説明します。
ホコリが原因で起こるつまり
夏の冷房運転時は常に水が流れているので排水ルートはつまりづらい環境になっています。
しかし、使っていない時や暖房運転時は、水が流れないのでホコリが溜まるようになっています。
その溜まったホコリを冷房運転時に一気に流すと大量のホコリが固まってつまりの原因になります。
ホコリは水を含むと膨張するし、半年以上溜まったホコリが一気に流れることをイメージすると詰まりやすいことは理解できると思います。
エアコンの使用はじめに水漏れトラブルが多いのはこの現象になります。
細菌が原因で起こるつまり
細菌が生成するバイオフィルムが原因で起こるつまりもあります。
排水溝がヌメヌメしている経験はありませんか?このヌメヌメがバイオフィルムです。
ホコリが吸収した水が長時間滞留すると細菌が繁殖してバイオフィルムが発生します。
このバイオフィルムが大量に流れるとつまりの原因になります。
ホコリが無いと原則水は正常に流れるのでエアコンの内部にホコリがない環境をつくることが重要になります。
施工が下手・不備だと水漏れ確率が上がる
取付の仕様・方法が正しくないと水漏れする可能性がかなり高くなります。
メーカー推奨の取付方法をきちんと守って取り付けることが本当に大切になります。
取付時に注意したい2つのポイントを紹介します。
水を屋外に流すルートの勾配が重要
エアコンは本当に簡単な作りになっています。重力を利用して高い位置から低い位置へ水を流す構造になっています。
ですので取付時は、エアコンの水が流れるルートを意識して十分な勾配がとれているかチェックしながら作業することが求められます。
【チェックポイント】
・エアコン室内機の位置 |
・壁面内側のドレンホースの位置 |
・壁面外側のドレンホースの位置 |
・壁面外側からドレンホース出口までの勾配 |
この順番で位置が低くなっていればつまりが発生しにくい環境になります。
接続が不十分で外れる、漏れるの原因になる
施工があまい、施工が下手などの原因でも水漏れすることがあります。
主にドレンパンとドレンホースの接続があまい(緩い)場合に途中で外れるや隙間ができて水が漏れることがあります。
きっちんと差し込む、隙間埋めテープ(ノリ)を使う、ビスで止めるなどの基本の作業を行うと防げる問題です。
ここは施工業者のスキル、意識によるところなので対策が難しいですが、しっかりした業者に施工してほしいものです。
漏れ箇所別に原因と修理方法を解説!
それでは、漏れている箇所別の原因と修理方法を紹介していきます。該当する漏れ箇所を目次から選んで読んでも大丈夫です。
先にお伝えすると、ご自身で修理、改善できない場合は、専門業者に依頼して早急に改善してもらってください。
エアコン室内機下からのみ水漏れ
まずは、最も起こりやすいトラブルのエアコン下からの水漏れです。
水が滴るので100%の特定はできませんが、5つの原因をご紹介します。
ドレンホースつまり
すでに何回かでてきているドレンホースのつまりによる水漏れです。
ホース内部でホコリや細菌のドロドロがつまって逆流してしまうことは理解されていると思います。
では、ここでは自分でできる解決方法を教えていきます。
【答え】 サクションポンプをドレンホース内部のつまりを除去する
サクションポンプのことをドレンポンプとも言います。
サクションポンプは、ホームセンターでも2000円程度で売られている商品です。
店舗が近い場合は、買って試してみてください。しかし、この作業で解決しない場合もありますので自己責任でお願いします。
【使い方】
- サクションポンプの先端をドレンホースの末端に差し込み隙間が無いように固定する
- サクションポンプで吸い込み、詰まった汚れを破壊する
- 吸い込み作業を10回くらいする(詰まっている場合はレバーが重いので軽くなるまでやる)
- サクションポンプとドレンホースの末端を外す
- 水が一気に流れ出す
ホコリやドロドロしたものが流れだしますのでベランダや外を掃除して終了になります。
作業時間としては5分~10分程度の軽作業になります。
ドレンパンつまり
ドレンパンで詰まった場合はかなり難しい作業になります。
ドレンパンを直接清掃しようとすると室内機を取り外して分解しないといけないです。かなりの重作業です。
エアコン分解に慣れていない業者は嫌がる、もしくは出来ない作業になります。
ここでは、自分で出来る簡易清掃をご紹介します。
【使用する物】 エアーダスター
パソコンなどの精密機器を清掃する時に使う物でご存知の方もいるのではないでしょうか?
【エアーダスターでの清掃方法】
- エアコンが右出しか左出しか調べる
調べ方は、エアコン設置の裏側からホースがどちら側から外に出ているか確認してください。
※屋外から見て、左側から出ている場合は右出しになります。 - エアコンカバーを開けてフィルターを外す
- 熱交換器の下に隙間があるので排水側の反対から排水口側へ向かってエアーを吹きかける
- エアーの勢いで汚れの塊を排水口側へ移動させそのまま流して解決させる
- 熱交換器から水を流して流水テストをして改善したか確認する
この作業で改善しない場合は、業者へ依頼してください。
ドレンホース接続外れ
ドレンホース接続外れによる水漏れを見抜くことは難しいです。
作業員がエアコンを取り外さないとわからない事例です。
ドレンホースとドレンパンが原因ではなかった時点で専門業者に依頼するようにしましょう。
エアコンをご自身で分解などすると逆に組み立てれなくなったりします。
ここからは難しい作業になるのでプロへ依頼することを強くオススメします。
室内機の勾配不良
これは室内機の取付の問題です。
メーカー推奨の取り付け方は、水平に取り付けるとなっています。
業者によっては、排水口側に若干傾けて取り付けます。これは水の流れを良くする為です。
しかし、大きく傾けると水の流れが強すぎて排水口を超えて漏れる原因になることもあります。
この問題が起こる原因は取付不良です。
取り付けた後に必ず流水テストをして問題が無いことを確認します。
数年経って漏れるということは途中から不備がでたことになります。
取付が甘く緩んで傾いたことが原因で起こるトラブルです。
施工のポイント:固定箇所にはアンカーをつけてもらって強固に固定する
この問題は、エアコン室内機が排水側と反対方向に傾いていないか目視点検してください。
もしも室内機の逆勾配が原因の場合は、エアコンを取り付けた業者に連絡してください。
無料で施工してくれる可能性が高いと思います。真っ当な施工業者であれば無償対応してくれます。
ドレンパン破損などの本体故障
本体破損による水漏れも稀にあります。しかし、エアコンを取り付けて購入者がいじったり調整することはあまりありません。
ですので自然故障・経年劣化になりますが、10年くらいでプラスチックが破損ことはあまりありません。
1年以内のトラブルは初期不良でメーカーが無償対応してくれます。
1年以上経過している場合は、悲しいですが運が悪かったとしか言いようがありません。
エアコン配管が結露して水漏れする
エアコン配管とは、室内機と室外機を繋いでいるドレンホースのことです。
ドレンホースとエアコン本体をつなぐ箇所は、銅がむき出しになっていて結露防止テープをまかないと結露します。
この作業を怠っている、もしくはあまい巻き方だと結露して水が発生してしまいます。
問題点 水は流れるので滴っている箇所が原因とは限らない
この問題も自己解決することは難しいです。原因の特定も難しいと思います。
わからない場合は、悩まず業者に依頼してください。
室内機の吹き出し口からの水漏れ
吹き出し口からピシャピシャと雫が飛ぶ場合があります。
これは、水が正しいルートで流れず風を作り出すファンに当たって跳ねている可能性が高いです。
風を作り出すシロッコファンに水滴があたり風を一緒に室内へ飛んできます。
この場合は、熱交換器のクリーニングをすると改善する可能性があります。
まずは、フィルターを外して熱交換器が汚れていないか、カビていないか確認してください。
簡易清掃・・・ホームセンターなどで売っているエアコン専用の洗浄スプレーを使う
簡単な汚れはこのスプレーで除去出来ますが、高圧洗浄ではないのでひどい汚れは改善できません。
黒く汚れている場合は、ハウスクリーニング業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。
ポコポコと音がする
ポコポコ音がしながら水漏れするパターンとポコポコ音がしながら水漏れしないパターンがあります。
ポコポコ音がしたらまず、窓を開けてみてください。
換気扇をつけている場合は換気扇を止めてみてください。
窓を開ける、もしくは換気扇を止めることで音が鳴らなくなったら気密の問題です。
気密性とは 空気が漏れないこと。
気密性が高いとは 室内の空気が屋外に漏れず、また屋外の空気が室内に入ってこないことで断熱効果が高い
近年、高性能住宅になり気密性が高い住宅が増えています。
気密性が高いと水漏れすることを解説します。
換気扇などを使用して室内の空気を屋外に排出する場合、気圧を保つために屋外から空気を取り込む必要があります。
空気を取り込む箇所が無い場合にエアコンのドレンホースから外気を取り込もうとしてポコポコ音がします。
最悪のケースはこの空気の逆流で水漏れすることになります。
【解決策】 エアーカットバルブ
このエアーカットバルブは、標準工事にしてもいいくらい最近は必須品だと思います。
購入も安く施工も簡単なので、是非、標準化させてほしいものです。
エアーカットバルブについては、後ほど、詳しく説明します。
壁が濡れている、変色している
まず、壁の内側が濡れているか外側が濡れているか確認してください。
最悪なケース 壁の内側が濡れている、変色している
この場合は、壁の内側で水が漏れています。隠蔽配管の可能性が高く、漏れ出して時間が経っている可能性が高いです。
その分、時間が経過しているので壁や柱、床などが腐食している可能性があります。
まずは、早急にエアコン業者に点検をしてもらってください。
リフォーム工事も出来る業者へ依頼出来るとなお良いと思います。
軽度な可能性があるケース 壁の外側が濡れているケース
外側とは部屋側のことです。この場合は、エアコン本体で漏れた水が伝っている可能性があります。
エアコン本体の漏れを解決すると大丈夫だと思います。
まずは、エアコンを止めて、濡れた箇所を丁寧に拭き取りましょう。
リフォーム工事にならないように早めに対応してください。
自分で出来る簡易水漏れ予防法
少しでも早く・安く解決する為に、またトラブルが発生しない対策を自分で出来たら良いですよね。
むしろ、そういった情報を求めている人が多いと思います。
これから自分で出来ること4点をご紹介します。
エアーカットバルブは絶対つけましょう
気密による水の逆流で紹介したエアーカットバルブは、簡単取付でメリットしかない商品です。
付けない理由がないので全員がつけることをオススメします。
【メリット】
- 気密問題でも水漏れを防止する
- 商品の本体価格が安い
- 取付施工が簡単で安い
- ゴキブリなどの害虫の侵入を防止する
特に私がオススメしたい理由は、害虫侵入を防止できる点になります。
意外とエアコンのドレンホースからゴキブリが入ってきたいうことは多いです。
窓を完全に締めても意外と屋外とつながっている箇所は多いので対策できることはしましょう。
代表的な商品 1 |
商品名 おとめちゃん |
メーカー 因幡電工 |
希望小売価格 1130円(税抜) |
代表的な商品 2 |
商品名 小型エアカットバルブ |
メーカー パナソニック |
希望小売価格 1740円(税抜) |
正直、商品によっての違いはないです。
安い物でもいいですが、有名メーカーが製造・販売している商品が安心出来るのでオススメです。
上記、2社以外にもタスコ(TASCO)などがあります。ネットで探してみてください。
【取付方法と注意事項(おとめちゃんの場合)】
- エアーカットバルブは屋外のドレンホースに取り付けます。
- ドレンホースが地面と垂直になっている箇所を探す
- 垂直箇所のドレンホースをカットして、上部をエアーカットバルブの上部に差し込む
- エアーカットバルブの固定ピンで上部を再固定する
- 下部は、ホースの径と本体の経が合う箇所を探す(ホース経18mmの箇所を探す)
- ドレンホースは蛇腹なのでカットする箇所で直径を変換出来る
- 下部は固定ピンがないのでそのまま奥まで差し込みビニールテープで固定する
- 最後に上部もビニールテープで固定する
非常に簡単に取り付けることが出来ます。
取り付け方法が不安ない人は、YouTubeなどでも動画で詳しく解説されています。
メーカーは違っても構造は同じなので取付方法も同じです。パナソニックの商品でも良いと思います。
フィルター清掃
フィルターは直接、水漏れに関係はないように思えますが、こまめに清掃することで水漏れ確率を低下させると考えます。
つまりの原因であるホコリがエアコン内部に入り込むことを防止できれば詰まりにくい環境を作ることが出来ます。
できれば2週間に1回、最悪でも一ヶ月に1回は清掃することをオススメします。
ドレンホース出口の点検と清掃
ドレンホースの出口が地面に垂直になっているか点検してください。
よくある状況として、ドレンホースが長すぎて地面についていることがあります。
地面とは完全に離してください。長い場合は切っても大丈夫です。
また、地面とドレンホースの出口は3cm以上離してください。近すぎるとホコリなどの異物が引っかかり詰まりの原因になる可能性があります。
エアコンクリーニングでキレない状態にする
定期的にエアコンクリーニングをしてエアコン本体をキレイな状態にキープしましょう。
2年に1回がオススメです。
使用頻度に応じて回数や業者に依頼するか検討してみてください。
作業別水漏れ修理費用の概算金額
ドレンホース修理 9000円~15000円 |
ドレンパン修理 20000円~30000円 |
室内機勾配改善 20000円~40000円 |
結露テープ修理 15000円~25000円 |
エアカットバルブ取付 12000円~15000円 |
あくまで目安料金になります。作業の度合いや作業環境によって金額が異なりますので業者に依頼する場合は事前に概算金額を確認してください。
また、上記以外の修理は大掛かりになる可能性が高いと思いますし、業者に口頭で概算金額を聞いてもわからないと回答させると思います。
概算金額の提案が難しい場合は、無料見積が可能か確認するのがいいと思います。
高額になる場合は買い替えがオススメ!
修理費用が高額になる場合は、買い替えも同時に検討してください。
古い物を修理してもあど何年使えるかわかりません。
私としては、修理費用が3万以上になる場合は、買い替えを検討します。
【買い替えを検討する条件】
- 修理費が3万以上になる場合
- エアコンを購入して5年以上する場合
- エアコンの畳数が14畳以下の場合
- 特別な機能がないシンプルなエアコンの場合
上記に該当するエアコンは買い替えがいいと思いますが、それは状況次第です。
真夏の暑い日に今日修理可能であれば上記、条件でも修理を依頼すると思います。
その時々でベストな判断をしてください。
水漏れ修理はダイキンより業者が良い
国内には様々なメーカーがあり、各メーカーの修理センターと修理体制が構築されています。
それでもダイキン、パナソニック、日立、東芝、三菱、シャープなどのメーカーよりエアコン修理業者をオススメします。
訪問までの時間が圧倒的に早い
各メーカーは、修理受付のコールセンターを持っていますが、夏になると繋がりにくくなります。
メーカー受付の中では、ダイキンは早いと聞きますがそれでも待たされるイメージです。
また、相当数の修理依頼を受けているので訪問までの日数もかかるイメージです。
近くの修理業者が圧倒的に早いので、メーカーではなく修理業者へ依頼しましょう。
部品を使わない作業は、スピード重視の修理業者
メーカー修理の一番のメリットは、故障した部品を持ってきてくれることです。
最初の訪問で部品を持ってきてくれるメリットは2点です。
- 修理完了までの時間が早い
- 訪問回数が少なくなるので安くなる
しかし、今回はエアコンの水漏れなので修理で部品を使う可能性は限りなく低いです。
であれば、早い業者に依頼する方が良いと思います。
業者は技術力で選ぶ!過激な広告はNG
色々とエアコンの構造やトラブル対処法、回避法を話してきましたが、自分では改善出来ないことも多いのが現実です。
そんな時にどこの会社に依頼するか、その会社は信頼できるのかが問題になります。
そんな時に良い業者を探すヒントを最後にお伝えしたいと思います。
技術が高いから即日修理が出来る
まずは、なるべく早く修理してくれる業者を選びたいです。
暑い日に一刻も早くエアコンを使えるようにしてほしいからです。
なのでまずは技術力が高い業者を選びましょう。
【技術力をはかるポイント】
- 業務用エアコンの修理・交換の作業を受けている業者
- 電話で作業内容を詳しく説明してくれる業者
- エアコン以外にも電気工事などを対応できる業者
この3点は事前に確認して出来ます。まずは相談する際にこの3点を聞いてみてください。
料金の上限を正直に回答してくれる
修理までの時間の次に気になるのが修理の価格だと思います。
いくら緊急でも修理費はできるだけ安く抑えたいものです。
ここでは、概算費用を聞く際に上限金額をきちんと確認してしてください。
「見ないとわからない」の回答をする業者はダメです。
トラブル状況によって作業と価格が異なることはわかりますが、想定される作業内容と概算価格を教えてもらわないと依頼が怖くて出来ません。
どうしても回答が出来ない時は、業者の方から無料見積を提案してくれるのが良い業者だと思います。
本当に料金は大事なことなので、利用者が納得する回答を自らしてくれる細部にこだわった業者に依頼してください。
過激なホームページの会社は信頼出来ない
業者選びの際にいくつかのでホームページを見たと思います。
ページの作りは様々でアピールする内容も色々あります。
そんな中、実際には無理なことを堂々と記載している会社には依頼してはいけません。
【過激な広告の例】
- 最短10分などと絶対に無理な時間を記載している
- 価格の表記があまりにも安すぎる記載
初めて依頼するし、エアコン業界はわからないので信じてしまう気持ちもわかりますが、非現実的な記載の会社には依頼しないようにしてください。
【まとめ】エアコンから水が漏れてきた時の対処法
以上のようにまとめられると思います。
私が10年以上、この業界で得た知識をもとにエアコン水漏れの解決方法を書いてみました。
参考になれば嬉しいです。
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