【エアコン冷えない】エアコンを使ったらガスは減るは大間違い!エアコン修理方法を解説!

エアコン冷えない

エアコンが冷えなくなる・暖まらなくなると冷媒ガス(フロンガス)が減ったらと考える方が多くいます。
減ったと考える方には次の2パターンだと思います。

  • 通常使用している都市ガスが使った分(消費した分)だけ減って請求されるから
  • ネット検索すると使ったら減ると記載している記事があるから

実は、2つとも間違っています。

フロンガスが使っても減らないガスです。
減っているには原因があり、その多くの原因は漏れていることになります。

では、漏れる原因を中心に減って冷えない・暖まらないようになることを解説していきます。

少し専門的で難しい内容になっているの理屈に興味がない方は、最後のまとめの箇所のみ読んで理解してください。

専門的なことは専門家に任せるが良いですが、知らないから騙されていることもあります。
信頼が築けていない場合は、最低限の知識はあった方がいいので少しだけ理解してエアコン修理にいかしてください。

それでは、解説していきます。

エアコンが冷えないトラブルについて、この記事より詳しくまとめた記事を書きました。
その記事を読むことで、エアコンが冷えないトラブルやガス補充に詳しくなりより早く、より安く問題解決出来ると思います。
私が最も重視する技術の高い良い業者を探すヒントも詳しく解説しますのでまずは、下記、記事を読んでください。

目次

冷媒ガス漏れ

冷媒ガス不足の最も一般的な原因は、システムのどこかで冷媒ガスが漏れてしまうことです。エアコンの冷媒回路は密閉されているため、通常、ガスが外部に漏れることはありませんが、長期間使用していると様々な要因で漏れが発生することがあります。

配管の接続部分の劣化

エアコンの冷媒配管には、室内機と室外機を接続するための接続部分が複数存在します。これらの接続部分は長期間の使用に伴い、徐々に劣化していくことがあります。ゴムシールやパッキンが硬化したり、配管が腐食したりすることで、隙間が生じ、そこから冷媒ガスが漏れることが起こります。

配管の破損

冷媒配管自体が物理的に損傷する場合もあります。例えば、エアコンの設置工事中に配管が曲がったり、外部の力で圧力がかかったりして、配管が破損することがあります。また、室外に設置された配管が長期間にわたって雨風にさらされることで腐食し、穴が開くこともあります。

配管内の錆

配管が内部から腐食する場合もあります。冷媒は通常、乾燥している環境で使用されますが、もし湿気が配管内に入り込むと、冷媒と反応して酸性の物質が発生し、配管の内部を腐食させることがあります。この腐食が進行すると、配管に穴が開き、冷媒が漏れ出す原因となります。

施工不良

冷媒ガス不足のもう一つの原因は、エアコンの設置工事が正しく行われなかった場合です。新規にエアコンを設置する際や、移設する際に、冷媒配管の接続が不適切だったり、真空引きという重要な作業が不完全だったりすると、冷媒ガスの漏れが早期に発生する可能性があります。

真空引きの不備

エアコンの設置時には、冷媒回路内の空気や水分を取り除くために真空引きという作業が行われます。この工程が不完全な場合、配管内に水分や空気が残り、冷媒ガスの循環を妨げたり、内部で錆びが発生したりすることがあります。これにより、冷媒ガスが漏れたり、冷媒回路の効率が低下することで、冷媒ガス不足に繋がります。

接続部の締め付け不良

冷媒配管やエアコン本体を接続する際には、フレアナットという部品を使ってしっかりと締め付ける必要がありますが、この締め付けが不十分だった場合、隙間から少しずつ冷媒ガスが漏れてしまうことがあります。また、逆に締め付けが強すぎても、配管が変形してしまい、そこから漏れが生じる場合もあります。

機器の劣化と故障

エアコンの冷媒回路は、コンプレッサーやバルブなどの機械部品によって冷媒ガスを循環させる構造になっています。これらの部品が劣化したり故障したりすると、冷媒ガスが漏れたり、効率的に循環しなくなるため、結果として冷媒ガス不足に繋がることがあります。

コンプレッサーの故障

コンプレッサーは、冷媒ガスを圧縮して高温高圧の状態にし、室外機で熱を放出させる重要な役割を果たします。しかし、コンプレッサーが劣化したり、内部のシールが破損したりすると、圧縮が不完全になり、冷媒ガスが正常に循環しなくなります。また、内部から冷媒が漏れることもあります。

バルブの劣化

エアコンには、冷媒の流れを制御するための膨張弁や逆止弁などのバルブが組み込まれています。これらのバルブが劣化した場合、冷媒が漏れやすくなり、結果としてガスが不足してしまうことがあります。

長期間の使用による自然な消耗

エアコンは長期間使用することで、冷媒ガスが少しずつ減少していくことがあります。冷媒回路は密閉されているとはいえ、長い時間をかけて少量ずつ冷媒ガスが抜けていくことがあります。特に10年以上使用しているエアコンでは、こうした自然なガスの消耗が顕著になることがあります。

工場出荷時の充填ミス

まれにですが、エアコンが工場から出荷される際に、冷媒ガスの充填が不十分だったり、適切な圧力がかかっていない状態で市場に出回ることがあります。これが原因で、設置後まもなく冷媒ガス不足の症状が出ることがあります。この場合、早期にメーカーの保証を利用して修理や点検を受ける必要があります。

環境要因による影響

エアコンの設置場所や使用環境も、冷媒ガス不足の原因となることがあります。

極端な温度変化

エアコンが設置されている環境が極端に暑かったり寒かったりする場合、冷媒回路に過度の負担がかかり、配管の接続部分にひびが入ることがあります。また、温度変化により金属部分が収縮・膨張を繰り返すことで、微細な漏れが発生しやすくなります。

振動や衝撃

室外機が強い振動にさらされる場所に設置されていると、冷媒配管や接続部が緩んだり破損したりする可能性があります。特に、エアコンの取り付けが不安定な場合や、地震などで揺れた際には、冷媒ガス漏れが発生しやすくなります。

冷媒ガス漏れはここがポイント(まとめ)

冷媒ガス(フロンガス)不足には、様々が原因があります。
冷媒ガスが不足すると性能が100%発揮されず冷えない・暖まらないなどのトラブルになります。

自然現象で漏れる・無くなる・減ることは絶対にありません。

エアコンのガス残量を正確に調べるには大掛かりな作業になりますが、減っているかの点検は簡単に出来ます。

エアコンをつけた状態(運転状態)でガスの圧力を計測するとすぐにわかります。

適正圧力が決まっているのでその基準値より低いとガスが減っている可能性が高いことになります。

少しでもエアコンが冷えない・暖まらないなどの異変に気づいたらエアコン修理業者に相談してみてください。

温暖化が進んで仕方ないとそのままにしていると完全にガスが抜けて使えなくなるので相談はお早めに!

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