東芝エアコンが動かない、電源が入らない、室外機が回らない場合は、基板故障や安全装置の作動が原因の可能性があります。
放置すると完全停止や高額修理につながることも少なくありません。
リセットで直るケースもありますが、ランプ点滅・エラーコードが出ている場合は早急な点検が必要です。
原因が分からない場合は無理に操作せず、まずは専門業者へご相談ください。
当社では、最短即日対応で確認いたしますもでお気軽にご相談ください。
東芝エアコンが動かない主な原因
東芝エアコンが動かない場合、多くは室外機・基板・電源・安全装置のいずれかに原因があります。症状ごとに原因を把握することで、修理が必要か、自分で対処できるかを判断しやすくなります。
1位：室外機が動いていない（室外機基板・コンプレッサー異常）
故障の場合、最も多いトラブルが室外機故障です。室外機といっても様々な部品が使われており、その中でも基盤故障が多いトラブルです。室外機の基盤が故障しても室内機は動いています。エアコンに不具合がある場合は、最初に室外機が動いているかを確認するようにしましょう。
2位：電源まわりのトラブル（ブレーカー・コンセント・通信線）
エアコンが古くなるとモーターが異常が起こって過電流は発生します。過電流が発生するとブレーカーが落ちたり、コンセントが焼けたりすることで動かなくなることがあります。
また、室内機と室外機を繋いている電線が接触不良や断線することで通信エラーが起こり動かなくなることもあります。
3位：保護機能が作動して運転できない（安全装置）
東芝エアコンには、安全の為の保護機能が付いています。事故になる前にエアコンが強制的に停止されるので故障と間違ってしまいます。東芝エアコンの代表的な保護機能をご紹介します。
- 過電流・インバータ保護（コンプレッサー保護）
コンプレッサーや基板に負荷がかかったり、過電流を検知した場合、機器を守るために自動停止します。室外機エラー14（過電流保護）などが代表例です。 - 高圧保護（冷媒圧力異常）
冷媒圧力が規定値より高くなると、コンプレッサーを守るため停止します。熱交換器や冷媒量の異常時に作動する正常な安全機能です。 - 3分間保護（再起動待機）
電源の入切を短時間で繰り返すと、圧縮機を保護するため約3分間は運転が始まらない仕組みがあります。故障ではありません。 - 温度センサーの異常保護
室内・室外の温度センサーが異常値を検出した場合、誤動作を防ぐため運転が停止します。センサーの断線・短絡などが原因。 - 霜取り（除霜）による一時停止
暖房運転中に室外機が凍結すると除霜運転へ自動切替し、その間は暖房が止まります。こちらも正常動作で故障ではありません。
4位：リモコン・設定ミス（操作系トラブル）
リモコンの設定ミスにより停止していることがあります。送風になっていないか確認しましょう。設定があっている場合は、リモコンで入り切りを数回してみてください。
5位：ドレン詰まりによる緊急停止（排水異常）
冷房運転時に発生する結露水を屋外に排水できなくなると停止する機種があります。天井埋込エアコンには標準でついています。止まった場合に屋外のドレンホースから水が流れているか確認しましょう。
ランプ点滅やエラーコードが出ていないか確認する
運転ランプやタイマーランプの点滅は、東芝エアコンが異常を知らせているサインです。エラー内容によってはリセットで復旧する場合もありますが、修理が必要なケースも多いため注意が必要です。
東芝エアコンのランプ点滅は故障サイン
運転ランプやタイマーランプの点滅はエラーのサインです。点滅方法によってエラー箇所を示しています。東芝エアコンの代表的なランプ点滅のエラーを記載します。
リモコン・室内機に表示されるエラーコード
リモコンの液晶やエアコン本体に液晶に数字とアルファベットでエラーコードが表示されるモデルがあります。代表的なエラーコードをご紹介します。
| エラーコード | 主な内容（動かない理由） |
|---|---|
| 04 / E04 | 室内⇔室外の通信異常で運転できない（渡り線・基板通信停止） |
| 11 | 室内ファンモーター異常で運転停止。送風できず安全停止する |
| 14 | 室外インバータ過電流保護で停止（負荷・基板・電源系トラブル） |
| 1A | 室外ファンモーター異常で冷却不可 → コンプレッサ保護停止 |
| 1d（1D） | 圧縮機ロック（コンプレッサ起動できない／保護停止） |
| 0b（0B） | フロートスイッチ動作：排水異常 → 安全停止（ドレン詰まり系） |
東芝エアコンを自分で確認・対処する方法
すべての「動かない」症状が故障とは限りません。電源リセットや設定確認で改善することもあります。ここでは、故障を悪化させずに自分で確認できる範囲のみを紹介します。
コンセントを抜き差しして電源をリセットする（最重要）
エアコンが動かない原因がわからない場合、まず試してほしいのが「エアコンコンセントを抜く」ことです。エアコン本体にリセットがかかり動きだす場合があります。コンセントを抜いて5分程度してから挿し直してください。
リモコンの電池を抜き差しと操作リセットを行う
リモコンの電気を抜き差ししてみてください。リモコン設定がリセットされ動き出す場合があります。画像のようにリセットボタンがある場合は、リセットボタンを長押ししてリセットしましょう。
ブレーカーが落ちていないか確認する
分電盤のブレーカーが落ちていないか確認しましょう。エアコンの過電流によって右側の小ブレーカーが落ちている場合があります。表示にエアコンと記載されているブレーカーが落ちていたら上げてください。記載なしでわからない場合は全てのブレーカーが上がっているか確認してください。
フィルター清掃で負荷を軽減する
フィルターが汚れていて安全装置が作動して止まることもあります。フィルターが根詰まりしていて空気を吸い込めなくなるとエアコン本体に負荷がかかり止まります。汚れている場合は水洗いしましょう。
室外機まわりのふさがり・異常を確認する
エアコンの室外機まわりには、確保しないといけないスペースがあります。このスペースを確保しないとショートサーキットになってエアコンが止まることがあります。草やビニール・落ち葉・雪などが付いていないか確認しましょう。
東芝エアコン特有の「動かない」原因
東芝エアコンはインバーター制御やセンサー精度が高い反面、基板・センサー系のトラブルで停止するケースが見られます。他メーカーとは異なる注意点を確認しておきましょう。
インバーター基板の故障が多い
東芝は省エネ性能が高い反面、室外機インバーター基板の故障が出やすく、負荷が掛かると起動しない・途中停止・過電流保護が発生します。基板交換は部品代が高額になりやすい箇所なので、早期点検が重要です。
センサー異常による誤検知停止
温度センサー・熱交換器センサーの異常値を拾うと、機械が「危険」と判断し、安全停止や運転拒否になります。実際には壊れていなくても、誤検知で動かないケースも多く、こちらも点検の必要があります。
経年機で多い冷媒系トラブル
10年前後の東芝エアコンは、冷媒ガス漏れ・詰まり・圧縮負荷が増加し、立ち上がらない／すぐ止まるなどの症状につながります。冷媒系は室外機・配管側の調査必須で、DIYでは対応できません。早めに専門業者へ。
東芝エアコンが動かないときに絶対やってはいけないこと
誤った対処をすると、軽い不具合が重大故障に悪化することがあります。安全面・修理費用の両方の観点から、絶対に避けるべき行為を確認してください。
室外機を叩く・揺する（故障悪化の原因）
室外機を叩いても動き出すことはありません。叩いたり・揺らすことでガスが通る冷媒管が破損してガス漏れすることがあります。冷媒管は銅でできているので柔らかく破損や変形しやすくなっています。
無理な分解・基板作業（感電・ガス漏れ危険）
構造を理解せず分解すると組み立てが無きなくなったり誤った接続をして故障させる可能性があります。特に電線の間違いをするとショートして一発で故障します。
ドレンホースを強く引っ張る
ドレンホースを強く引っ張ると、切れる・抜けるなどのトラブルになります。ドレンホースが抜けると水漏れの原因になります。
ブレーカーを何度も入れ直す
分電盤のブレーカーを何度も上げ下げすると基盤が故障するリスクがあります。特に電源をオンに状態でおこなうと故障しやすくなります。
東芝エアコン修理費用の目安
「修理はいくらかかるのか」は多くの方が不安に感じるポイントです。症状別に、東芝エアコン修理の一般的な費用感を事前に把握しておきましょう。
| 症状・原因 | 交換部品・想定箇所 | 修理費用目安（税込） |
|---|---|---|
| 電源が入らない、動かない | 室内機基板 | 25,000円～40,000円 |
| 室内受光基板 | 20,000円～35,000円 | |
| リモコンが反応しない | リモコン | 10,000円～20,000円 |
| 室外機が動かない | 室外機基盤 | 30,000円～45,000円 |
| 室外機コンプレッサー故障 | コンプレッサー | 60,000円～90,000円 |
| 自動お掃除ユニットが動かない | お掃除ユニット | 50,000円～60,000円 |
| 温度調整ができない | サーミスタ | 15,000円～30,000円 |
| 熱交換器交換 | 50,000円～90,000円 |
修理費用はエアコンの機種や設置状況によって異なる場合があります。
詳しくは担当作業員へご確認ください。
東芝エアコンが動かない時の修理依頼先の選び方
修理先によって、対応スピード・費用・修理可否は大きく異なります。メーカー・電気工事店・修理専門業者の違いを知ることで、最適な依頼先を選べます。
メーカー修理のメリット・デメリット
メーカー修理は、純正部品・正式診断・製品知識の高さが最大のメリットです。特に基板交換・コンプレッサー故障など、メーカー管理が必要な案件では安心感があります。一方で、訪問までの日数が長い、費用が高い、保証外は高額化しやすいといったデメリットがあり、繁忙期は1〜2週間待ちも珍しくありません。
街の電気工事店のメリット・デメリット
街の電気工事店は、すぐ来てくれる・軽微な工事が安い・顔が見える対応が魅力です。ブレーカー・電源周り・室外機電源のトラブルなどは得意領域です。ただし、基板診断・冷媒回路・メーカー制御など、専門解析が必要な修理は対応不可や切り分けだけで終了になるケースもあります。
当社に依頼するメリット・デメリット
当社は、点検〜修理判断まで即日対応を重視し、動かない原因の特定・安全装置の作動・冷媒トラブルをその場で切り分けできます。メーカーと比較して日程が早い・費用の見通しが立てやすい・そのまま修理に進める点がメリットです。
一方で、純正部品が必要な基板交換やコンプレッサー交換はメーカー依頼になる場合があります。ただし、当社で故障箇所を特定してから手配するため、ムダな出張回数や時間を減らせます。
エアコン修理業者の比較表
| 比較項目 | メーカー修理 | 街の電気工事店 | 当社（エアコントラブル専門） |
|---|---|---|---|
| 料金 | 部品代は安い | 店舗により差が大きい | 適正・事前提示 |
| 対応スピード | 繁忙期は遅め | 店舗による | 最短即日 |
| 技術力 | 型番ごとの専門性が高い | 担当者に依存 | 全てのメーカーの経験が豊富 |
| 保証 | メーカー公式保証 | 保証内容はバラバラ | 作業保証あり |
| 相談のしやすさ | コールセンター対応 | 提案に差がある | 作業員に直接相談可 |
東芝エアコンが動かない時のよくある質問（FAQ）
- 東芝エアコンが突然動かないのは故障ですか？
-
すべてが故障ではありません。停電後の再起動待ち、リモコン電池切れ、コンセント抜け、ブレーカー落ちなど初期確認で改善するケースもあります。1〜2分待っても動かない場合は、安全装置作動やエラーコードを確認してください。
- ランプが点滅して動かない場合は何を確認すればいいですか？
-
東芝は点滅回数またはエラーコードで原因を通知します。代表例はコンプレッサー保護、基板異常、通信異常、センサー異常などです。回数を確認し、運転停止が続く場合は修理が必要です。
- 「E◯」や「H◯」などのエラーコードは修理が必要ですか？
-
多くは基板・モーター・センサー・冷媒系統などのトラブルを示します。再起動しても復旧しない場合、部品交換が必要な確率が高いため、専門業者に相談してください。
- 東芝エアコンが10年以上の場合、動かない時は修理より買い替えですか？
-
製造から10年を超えるエアコンは修理部品がありません。小型エアコンは買い替えを検討してもいいと思います。大型エアコンは買い替え費用が高いので修理可能か点検してから判断することをおすすめします。
- インバーター基板故障が多いって本当ですか？
-
動かない症状で最も多い要因の一つです。ランプ点滅・再起動不能・冷暖房が立ち上がらないなどの症状が出ます。ユーザー側で修理不可のため、点検依頼を推奨します。
- 東芝エアコンは安全装置で止まることがありますか？
-
過電流・高圧保護・凍結保護・温度異常などで強制停止します。保護作動後は数分間の待機が必要ですが、復帰しない場合は点検が必要です。
- 修理はメーカーと街の電気店、どちらが良いですか？
-
メーカーは技術と保証の安心感が強みですが、繁忙期は待ち時間が長い傾向です。街の工事店は早いが品質差があるため、エアコン修理専門の業者が最も安定します。
- エアコン修理はどれくらいの時間で来てもらえますか？
-
繁忙期でも当日・翌日対応できるケースが多いです。動かない症状は基板劣化や冷媒回路異常が疑われるため、早期点検が再発防止になります。
- 出張料だけで高額請求されないか心配です…
-
事前に概算見積り・部品費・作業費を提示します。作業前に合意しない限り進めません。
- 電話で症状を伝えるだけでも診断できますか？
-
可能です。正確に判断できるかわかりませんが電話相談は無料となっています。
まとめ｜東芝エアコンが動かない場合は早めの点検・修理相談を
東芝エアコンが動かない原因は、基板・センサー・通信異常・冷媒トラブル・安全装置の作動など、ユーザー側で改善できないケースが大半です。放置すると、再起動不能・室外機停止・部品劣化の拡大につながり、結果的に修理費が上がりやすくなります。
また、東芝は点滅回数やエラーコードで故障判定ができる機種が多いため、症状が出たらまずは型番・症状・点滅回数を控えてご相談ください。当社なら、専門スタッフが状況をヒアリングし、最短即日で点検・復旧対応が可能です。
「動かない」「立ち上がらない」「ランプが点滅している」などの症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。電話で概算費用を事前提示しますので、初めての方でも安心です。
故障を拡大させないためにも、今すぐ点検相談をおすすめします。
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