富士通エアコンが冷えない・暖まらない・風が弱い・室外機が静かすぎるなどの症状が出ている場合、
多くは 冷媒ガス漏れ・基板故障・室外機トラブル が原因です。
ガス漏れや基板不良が起こると一見「普通に動いている」ように見え、気付くのが遅れることが良くあります。
そのまま使用するとエアコン本体に負荷がかかり、修理費ができなくなるケースもあります。
少しでも異常を感じたらご相談いただくことを強くおすすめします。
当社では 富士通エアコン修理に特化した専門スタッフが最短即日で訪問し、その場で原因特定・応急処置・修理まで対応できます。

富士通エアコンが冷えない・暖まらない原因ランキング
エアコンが冷えない、暖まらないといったトラブルの原因はたくさんあります。
しかし、弊社にご依頼をいただく修理で多い原因をランキング形式でご紹介します。
1位:冷媒ガス漏れ・ガス不足(富士通機で特に多い)

圧倒的に多い原因は、冷媒ガス(フロンガス)が不足して冷えない、暖まらなくなることです。
ガス漏れの場合は、ガス補充修理を当日に完了できるのでお急ぎの場合はご相談ください。
ガスは使っても減らないため「減っている=漏れ」確定
エアコンのガスは使うと減ると勘違いしている人もいますが減りません。
ガスが減っている場合は、漏れています。
ガス漏れ修理の場合は、ガス漏れ箇所を特定することが最も重要になります。
富士通エアコンで多い漏れ箇所(配管フレア・室外機バルブ・接続部)

室内機と室外機を冷媒管でつなぐ際に、フレアという方法で接続します。
フレアとは、銅管をラッパ形状に加工して接続します。
フレアは銅を薄く伸ばして変形させているので、すぐに変形してしまいます。
変形すると接続箇所に隙間ができ、ガス漏れの原因になります。
2位:機械故障(基板・センサー・コンプレッサー)

基板故障でも室内機が動くことがあるので注意
エアコンは機械なので、1つでも部品が故障すると正常には動きません。
中でも、室外機基盤が故障しても室内機が動くのでガス漏れだと勘違いするケースが多くなります。
サーミスタ故障で温度管理ができなくなる
室内温度と感知するサーミスタというセンサーがあります。
このサーミスタが故障すると室温を正確に把握できず、室温が高いのに冷えていると勘違いして冷房が動かないといったトラブルが発生します。
3位:フィルター・熱交換器の汚れによる風量低下

フィルター根詰まりで風量が落ち冷えなくなる
フィルターにホコリが詰まると空気を吸い込む量が減り、その結果、吐き出す風量が弱くなるので冷えない、暖まらないというトラブルになります。
フィルターは水洗い出来るので、汚れている場合は自分で洗いましょう。
熱交換器が汚れると冷暖房効率が大幅に低下
フィルターの奥に熱交換器があります。熱交換器が冷えたり暖まったりして空気の温度を変える重要な箇所です。
この熱交換器が汚れることで熱が空気に伝わりづらくなり冷えない、暖まらないのトラブルになります。
冷暖房効率が低下すると電気代も無駄にかかりますのでご注意ください。

自分でできる簡単チェック・応急処置
フィルター・吹き出し口・熱交換器の確認

フィルターが汚れている場合は、自分で水洗いをしてきれいしましょう。
エアコンの上部からも空気を吸い込みます。上部にホコリが溜まっている場合も拭き掃除をするようにしましょう。
熱交換器が汚れている場合は、エアコンクリーニングを依頼することをおすすめします。
ホームセンターに簡易洗浄キットが売っていますが、表面の汚れしか落ちません。
高圧洗浄で新品同様にクリーニングすることをおすすめします。
リモコン設定の確認(冷房・暖房・風量・AI自動)
リモコンでモードの確認をしましょう。送風になっている場合などがあります。
温度設定だけでなく風量も重要です。風量を最大にしても冷えない確認しましょう。
室外機周りの障害物・日よけカバーの確認

室外機まわりには、最低限確保しないといけない距離があります。
この距離以内に物を置くと室外機が止まることがあります。
電源リセット・内部クリーン・再起動の実施

リモコンで停止した後、エアコンコンセントを抜き差ししてみてください。
エアコン本体がリセットされて正常に動くときがあります。
冷媒ガス不足・ガス漏れが起こる原因を解説
エアコンが冷えない、暖まらい場合の原因で最も多いガス漏れを詳しく解説します。
まずは、ガス漏れ原因を3つ紹介します。
フレア接続の破損、緩み、劣化によるガス漏れ

フレアは薄くて柔らかい銅製なので衝撃が加わるとすぐに変形します。
室外機の移動や持ち上げる際に負荷がかかり変形してガス漏れした事例はたくさんあります。
年数が経過した銅管は固くなり折れるというトラブルもあるので室外機は慎重に扱ってください。
施工不良によるガス漏れ

フレアには適正なサイズがあります。小さすぎても大きすぎてもガス漏れします。
また断面に凹凸があったり、ゴミが付いている状態だと隙間ができてガス漏れします。
フレア作成は単純な作業ですが正しく丁寧に施工しないといけません。
経年劣化でヒビ(クラック)が入ってガス漏れ
室内機と室外機の内部には熱交換器があります。熱交換器は溶接で接続されていますが、経年劣化で溶接部にヒビが入りガス漏れします。熱交換器からガス漏れした場合は修理が出来ません。
施工会社が行うプロの点検・修理内容(当社サービスの強み)
当社は、エアコンのガス漏れを3つの方法で点検して漏れ箇所を特定します。
冷媒ガス漏れ確認調査(耐圧試験・検知器使用)

マニホールドという専用工具で圧力を計測します。
運転中のエアコンの圧力が低いとガスの量が減っていることになります。
適正なガス圧力は、気温・設置環境・ガスの種類によってことなるのでその時々で正しい基準値を理解しないといけません。
冷媒ガスの漏れ箇所を特定する目視調査

冷房運転時のみになりますが、ガス漏れした箇所が白くなります。
低温のガスが漏れることで霜が漏れ箇所に付きます。
ガス漏れは当日施工で修理が出来ますのでお急ぎ修理をご希望の場合は当社にご相談ください。
冷媒ガスの漏れ箇所を特定する物理調査

配管の接続部にリークチェックスプレーを吹きかけます。ガス漏れしている場合は、吹きかけた液体が泡立ちます。泡立たないことが確認できればガス漏れしていないということになります。
当社のガス補充・ガス漏れ修理の流れ(施工写真あり)

ガスの圧力を計測して圧力が低下している場合はガス漏れになります。
ガス漏れが確定した場合は、エアコンのどこでガス漏れが起こっているか調査します。
室外機のフレアで漏れている場合が非常に多いです。

変形したフレアを切り落として新しくフレアを作成します。
正しい大きさ、断面に凹凸がなく、きれいなフレアを作成します。

新しいフレアを接続して、エアコン内部の空気を吸い出して真空状態にします。
15分~20分程度、真空状態をキープできればガス漏れしません。
経験に頼らず、しっかりと確認作業を行います。

エアコンにはそれぞれ適正なガスの量と種類が決まっています。
重量計をつかって1g単位で入れていきます。

ガスを入れて循環させたら接続部にスプレーを吹きかけ泡立たないか確認します。
ここで泡立つ場合は微量のガスが漏れているので再施工します。
ガス漏れしないか何度も確認します。

最終確認として、室内機から冷たい風が出ているか温度計で確認します。

富士通エアコンが冷えない・暖まらない場合の修理費用目安
ガス補充修理は、ガスが漏れている箇所によって修理可と不可が決まります。
フレアから漏れている場合は、当日修理が可能です。熱交換器から漏れている場合は修理不可です。
また、修理費用は、漏れている箇所の修理によって変動します。
最も重要な作業は、最初の点検でガス漏れ箇所を特定することです。
下記、料金表は目安の費用となっています。ガス漏れ箇所やエアコンの機種によって料金が異なりますので目安として参考にしてください。
| 作業内容 | 単位(数量) | 修理費用の相場 |
|---|---|---|
| フレア加工 | 1箇所 | 2,000円~3,000円 |
| 真空引き | 1回 | 8,000円~15,000円 |
| 冷媒ガス | 100g | 1,000円~3,000円 |
| ガス補充 | 1回 | 8,000円~15,000円 |
| エアコンクリーニング | 1台 | 10,000円~15,000円 |
| お掃除機能付エアコンクリーニング | 1台 | 18,000円~25,000円 |
| 完全分解洗浄 | 1台 | 6,000円~10,000円 |
| 防カビチタンコーキング | 1台 | 3,000円~5,000円 |
| 室外機クリーニング | 1台 | 3,000円~5,000円 |
エアコンのトラブル別に修理方法と修理料金を算出できるシミュレーションを作成しました。
ご興味のある方は確認してみてください。

富士通エアコン特有の性能と起こりやすいトラブル
人感センサー(不在ECO)の誤作動で風量が弱くなる
富士通エアコンの不在ECOは、省エネ性能が高い反面、誤作動が起こりやすい特徴があります。人がいても「不在」と判定されると風量が自動的に弱まり、部屋が冷えない・暖まらない状態に。ペットの動きや照明環境でも誤判定が起こるため、意図せず省エネ運転になるケースがよくあります。
霜取り運転が頻発し、暖房が安定しない
富士通エアコンは外気温や湿度の影響を受けやすく、暖房時に霜取り運転が頻発する傾向があります。霜取りが続くと暖房が停止し、冷風が出たり室温が上がらなくなることも。特に湿度の高い地域や0〜5℃程度の外気温では霜付きが起こりやすく、暖房能力が不安定になりがちです。
基板トラブルでもエラーが出ず発見が遅れやすい
富士通エアコンは制御基板の異常が発生しても、エラー表示が出ないまま使用できてしまうケースがよくあります。室内機は動いているのに冷えない・暖まらない状態が続き、故障に気づくのが遅れがちです。そのまま使用するとコンプレッサーに負荷がかかり、修理費が高額化するリスクがあります。
富士通エアコン修理のよくある質問(FAQ)
- 富士通エアコンが冷えない・暖まらない主な原因は何ですか?
-
最も多い原因は 冷媒ガス漏れ・フィルター汚れ・室外機トラブル・基板故障 です。富士通の場合、基板異常でもエラーが出ないことが多く、「動いているのに効かない」状態が発生しやすい点が特徴です。
- 富士通エアコンはガス漏れが多いって本当ですか?
-
富士通に限らずガス漏れは起こりますが、古いモデルや配管接続部の劣化で漏れやすい傾向はあります。冷房が弱い・室外機が静かすぎる場合はガス不足の可能性が高いです。
- 暖房が効かない時は何をチェックすればいいですか?
-
・霜取り運転中でないか
・室外機まわりに障害物がないか
・フィルター汚れ
・設定温度と強制運転
を確認してください。富士通は霜取りが頻発すると暖房が安定しない特徴があります。 - 人感センサー(不在ECO)が原因で冷えないことはありますか?
-
あります。富士通の不在ECOは省エネ制御が強く、人の動きが少ないと自動で風量が弱まるため、冷暖房が効かない原因になります。設定メニューでOFFにすることで改善するケースもあります。
- フィルター清掃をしても冷えないのは故障ですか?
-
フィルターが原因でなければ、熱交換器汚れ・ガス不足・基板故障などの可能性が高いです。富士通機は熱交換器が汚れると能力低下が顕著に出る傾向があります。
- 室外機が止まっているのにエラーが出ません。故障ですか?
-
富士通エアコンは基板不良・コンプレッサー異常でもエラーが表示されないことがあり、冷えない・暖まらないまま室外機が停止する症状が多く報告されています。点検をおすすめします。
- 富士通エアコンの冷えない場合の修理費用はどれくらい?
-
ガス補充修理は、漏れ箇所次第ですが、2万円台~4万円台が目安になります。
- エラーコードが出ている場合はどうすればいいですか?
-
富士通は機種によって表示方法が異なります。リモコンまたは本体ランプの点滅回数で確認できます。エラーコードは故障箇所の特定に役立つため、修理依頼時に必ず伝えると診断が早くなります。
- 富士通エアコンは何年で買い替えた方がいい?
-
一般的には、10年~12年が買い替えの目安となります。しかし、ガス補充修理は年数に関係なく修理することが可能です。また、ガス補充は当日修理することが可能ですのでお急ぎの場合は修理をおすすめします。
【まとめ】富士通エアコンの冷えない・暖まらない症状は早めの点検が安心です
富士通エアコンは、人感センサーの誤作動や霜取り頻発、基板異常など、一見すると正常に見えるのに冷えない・暖まらないトラブルが起こりやすいのが特徴です。
これらの症状を放置すると、コンプレッサー故障やガス漏れ悪化などにつながり、修理費用が数万円レベルに跳ね上がるケースも少なくありません。
当社は 富士通エアコン修理に精通した専門スタッフが最短即日で訪問し、
現地で原因特定・応急処置・修理までワンストップ対応が可能です。
無駄な費用がかかる前に、まずはお気軽にご相談ください。
「冷えない・暖まらない」と感じたら、お電話が最短で確実です。
ご依頼・ご相談は今すぐどうぞ。






コメント