エアコンの水漏れが途中で改善する?本当は改善していません!

エアコン水漏れ修理

エアコンの水漏れが途中で改善した経験はありますか?
一時的に、水漏れしていたが途中で水漏れしなくなったという事象が起こる場合があります。

実は、この状況はエアコンの水漏れは改善していません。

なぜ改善していないのか?
なぜ途中で水漏れが止まるのか?

を解説していきます。

トラブルでお困りの方は、下記、投稿を読んでください。
かなり詳しくまとめていますので全ての水漏れを解決出来る記事になっています。
現在の症状別に解決方法を記載しています。

目次

エアコンから水がでる仕組みを理解する

まずは、エアコンの水漏れについて理解するには、水がエアコンから出てくる仕組みを理解しましょう。

熱交換器の結露

熱交換器とは?

熱交換器とは、エアコンの室内機のカバーを開けて、フィルターを外しとメタリックなビラビラした物です。
このビラビラのキンキンに冷やされ、その隙間を風が通る際に冷える構造になっています。

あまり詳しく説明しても混乱してしまうので、ここで理解してほしいことは

「熱交換器が冷えて空気を冷たくしている」です。

熱交換器が結露して水が発生する

結露は、空気中の水分が露点温度に達すと水になります。
簡単に言うと、空気が冷たいものに当たると結露が発生します。

また、暖かい空気は冷たい空気より水分を多く含んでいます。
冬が乾燥するのはこの為です。

夏は、水分を多く含んだ暖かい空気が、キンキンに冷えた熱交換に触れて水(結露)が発生します。

実は、エアコンの室内機の中では、水が大量に発生しています。

ドレンパンで水を受ける

ドレンパンとは、発生した水を受ける皿のようなものです。

熱交換器が冷やされ発生した水が下に垂れるのを受け止める役割です。
熱交換器の下にドレンパンが設置されています。

ドレンパンで受けた水は、右側(取付方法によっては左)に排出穴があり、そこから屋外へ排出されます。

エアコン本体は、水を排出する方向に若干傾けて取り付けます。あえて傾斜を作って水を外へ排出する単純な構造になっています。

ドレンホースから外へ排出

ドレンホースは、蛇腹になった白いプラスチックのホースです。

このドレンホースをドレンパンの排出穴につなぎ、水が外へ流れ出るようにします。

エアコンの水漏れの原因で最も多いトラブルが、このドレンホース内でつまっていることです。

ドレンホースの直径は、最も細い箇所で13.5mmになります。
虫が詰まったり、細菌繁殖でスライムのようなものがエアコンから流れてきた場合に詰まる可能性があります。

このつまりを除去すると水漏れが改善できるのでご自身でチャレンジする人もいます。
改善しない場合は、修理業者に依頼してください。

水漏れはオーバーフロー

エアコンの室内機で発生した水が屋外へ排出される構造を理解できたと思います。
では、今回の主題である「エアコンの水漏れが途中で改善する?」について説明していきます。

エアコンの水漏れには、途中で改善する水漏れと改善しない水漏れがあります。

オーバーフローのよるエアコンの水漏れ

オーバーフローによる水漏れは、途中で改善することがあります。
ここでの改善とは、一時的に水漏れしなくなることがあるということです。

まず最初に、オーバーフローについて簡単に説明します。

一般的なオーバーフローとは、
許容や限界を超えて漏れ出す状況のことです。

コップに水を注いていくと満杯になり、水が溢れ出すことは想像できると思います。

実はこの状況と同じことがエアコンでも起こっているので途中で水漏れがとまることがあります。

エアコンの構造上、発生した水を受けるドレンパンから屋外に排出するドレンホースがつながっています。
この排水ルート全体が、水を溜める許容になります。
この許容を超えた水が発生した場合に溢れて水漏れすることになります。

オーバーフロー以外の水漏れ

オーバーフロー以外の水漏れの場合は、途中で改善するなどの事象はほぼ起きません

排水ルート以外の箇所から何らかの理由で漏れているからです。

主な原因は、

  • ドレンパンが破損している
  • 排水ルートが外れている
  • 銅管が露出して結露している

などがあります。

エアコンの水漏れが途中で改善する理由

排水ルート内で、完全につまって、水が一切、排出出来ないこともあれば、排水量が少ないチョロチョロ(少量)しか排水出来ない場合があります。

この少量しか排水出来ない状態とエアコンから水の量でバランスで水が漏れたり、おさまったりする現象になります。

排水ルートが何かの原因で細くなり、水の排水量が少なくなっていると、この「エアコン水漏れが途中で改善した」かのような現象がおこります。

また、エアコンをつけたばかりだと、水の発生がなく、排水ルート内の水も基本的には空の状態なので多少に水量はルート内に溜めることが出来ます。

しかし、長時間運転で水を発生し続けるとキャパを超えて漏れ出すことになります。

水漏れが改善しているかのチェック方法

水漏れしていたが一時的に改善した場合、管理チェックをしてください。

  1. エアコン全面のカバーを開ける
  2. フィルターを外す
  3. 熱交換器に水をかける

水は、ペットボトルで流し込んでも良いです。
2Lくらい水もを入れてでも漏れない場合は、改善したと思って良いと思います。

しかし、途中で改善したように見える状態で水を入れると漏れることがほとんどです。

完全に改善するには

はやり、エアコン修理業者に依頼しましょう。
メーカーへの修理依頼でも良いですが、原則、メーカーは機械修理がメインで水漏れなどの設置問題には弱い?高い?イメージがあります。

信頼できる業者を探して依頼してください。

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