エアコンの100vと200vをどう選べばいいの?エアコン選びの解説

エアコン選びで悩む

エアコンには、100vエアコンと200vエアコンがあります。
何気なく選んでいる人が多いと思います。

実際に、6畳用や8畳用だと100vエアコンしかなく、16畳以上だと200vエアコンしかありません。

ここで問題になってくるのが、10畳用から14畳エアコンで100vと200vのどちらを選べば良いか説明していきます。

目次

何畳用の基準

エアコン購入時に6畳用や10畳用などの目安を参考に購入して経験はありませんか?

実は、この畳用はメーカーが消費者が選びやすいように参考値で表示している目安になります。

近年では、高性能住宅(機密性が高い住宅)が増え、この参考値が正しいかも疑ってしまいますが、気温も上がっているので判断が難しいですね。

木造住宅基準が一般化している

よく言われている6畳用などは、木造住宅基準の参考値になっています。
メーカーからは、木造住宅とRC住宅とで2つの基準値が出ていますが、一般的に広まっている基準値は木造住宅基準が広まっています。

RC住宅の場合は、木造住宅に比べて+2畳用くらいになっていますので、6畳用だと8畳くらいのお部屋で使用が推奨されています。

マンションにお住まいの方は、少し小さめのエアコンを取り付けれると知るだけでコストがかなり下がりますので嬉しいでしょうね。

kw基準

エアコン性能を測る基準は、kwです。
2.2kwが木造住宅の場合は6畳用になっています。

木造住宅の場合

2.2kw・・・6畳用
2.5kw・・・8畳用
2.8kw・・・10畳用
3.6kw・・・12畳用
4.0kw・・・14畳用
5.6kw・・・16畳用

という感じになります。

RC住宅(マンションなど)の場合はこの基準に+2畳したらいいです。

100vエアコンと200vエアコンの性能の違い

小さいエアコンは100vエアコン、大きいエアコンは200vエアコンになりますが、10畳用(2.8kw)から14畳用(4.0kw)の製品は、100vも200vも存在します。

どのような基準で100vと200vを選べばいいか説明していきます。

電圧によるパワーの違い

簡単に説明すると100vエアコンと比較して200vエアコンは2倍のパワーを持っています。

100vエアコンは、設定温度の25度に10分で室温をしたとすると、200vエアコンは5分でします。

このように初動での動きが特に違ってきます。

電気代が変わる

一般的には、200vの家電品の方が消費電力は高くなります。
しかし、エアコンの場合は、設定温度と稼働時間で消費電力が大きく変化する為、商品選びが重要になります。

使用頻度

使用頻度が多い場所には、200vエアコンが良いと思います。
また、使用頻度が少ない場所は、100vエアコンが良いと思います。

日当たり

エアコンは外気(屋外気温)の影響を受けやすいです。
なので、日当たりが良い場所は、冷房効率が落ちます。

日当たりが良い場所には、200vエアコンをおすすめします。

設置方法の違い

電圧変更工事が必要

当たり前ですが、200vエアコンには、200vコンセントが必要になります。

現在、付けているエアコンが100vで200vエアコンへ交換する場合は、コンセント交換と電圧変更の工事が必要になります。

電圧変更工事の費用

子ブレーカーの電圧変更費用

分電盤の中に小ブレーカー(安全ブレーカー)というものがあります。
この子ブレーカーが電圧切り替えができるものであれば交換不要です。
切り替え不可の場合は、小ブレーカー交換が必要になります。

電圧切り替え目安費用:5000円〜10000円
子ブレーカー交換費用目安:12000円〜17000円

コンセント交換の目安費用

コンセント交換は普通のコンセント交換と同じです。
何度は低いので安価に対応可能です。

コンセント交換目安費用:5000円〜10000円

価格の違い

本体価格は、100vエアコンが安い傾向にあります。
しかし、製造個数によって異なりますので一概に100vエアコンが安いとも言い切れないです。
4.0kwエアコンに関しては、200vエアコンの台数が多く製造されている為、安い場合があります。

また、メーカーによっては、両方の製造をやっていない場合があります。
富士通が比較的、100vエアコンも200vエアコンも製造しています。

結論

どちらが良いとは言い切れないです。
自宅の環境、古いエアコンによって費用が大きく変わってきます。

ここでの情報を読んでいただき、買い替えの参考にしてください。

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