エアコンは、室内機と室外機のセット販売されています。
エアコン本体が故障する場合、この両方が同じタイミングで故障することはありません。
必ず、どちらか片方が故障します。
そんな時、少しでも修理費を安くしたいので、故障した方のみ交換できないか考えたことはありませんか?
少しでも安く修理・交換ができるようにエアコン販売や法律を簡単に解説します。
故障した室内機、もしくは室外機のみ交換できるの?
では、故障した室内機、もしくは室外機のみを交換できるのでしょうか?
答えは、
技術的には、同じ型番(製品)が入手できれば交換は可能です。
しかし、片方での販売がされていないのでできないという答えになります。
メーカーから片方のみ入手するとこができません。
1年で型落ちになる
家庭用エアコンの場合は、毎年新モデルが販売されます。
その最新モデルの製造期間は1年です。
翌年には、別の新しいモデルが販売されます。
前年に製造されたエアコンが型落ちとして残っているのも4月か5月くらいまでです。
前年と同じモデルを購入できる期間は、購入から1年くらいになります。
数年経過したエアコンが故障した場合に同じモデルで購入することは不可能になります。
部品なら10年以内であれば交換可能
室内機・室外機のどちらかの交換はできませんが、部品交換ならできます。
製造物責任法(PL法)
エアコンを含む、家電品は、製造物責任法(PL法)という法律で部品の保存期間が定められています。
エアコンの場合は、メーカーによって若干異なりますが、9年~10年の部品保管となっています。
部品保管とは?
部品保管とは、部品をメーカー(製造者)がメンテナンス時に提供できるように保管しておかないといけないことです。
エアコンのメンテナンスの場合は、
室内機の基盤が故障した
室外機の基盤が故障した
ルーバーが破損した
ギヤードモーターが故障した
室外機の天板が凹んだ
熱交換器からガス漏れした
サーミスタが故障した
などのトラブルがありますが、このような場合に部品交換ができるように部品保管が義務付けられています。
使用中のエアコンが何年前の機械か確認する
まず故障した場合に、使用中のエアコンが何年製造の商品か確認しましょう。
確認方法は、室内機と室外機に「型式」が載っています。
型式・型番・品番などは同じ意味になります。
多くのメーカーは、アルファベットと数字の組み合わせになっています。
例
CU-EX224D
型式をネットで検索すると製造年がわかりますので、部品保証期間かを確認することができます。
10年を過ぎたエアコンの機械故障は、修理が出来ませんので交換しましょう。
本体は動いていて「冷えない」「水漏れ」は修理可能!
エアコン本体が動いていて、水漏れと冷えない・暖まらないというトラブルは年数に関係なく修理可能です。
冷えない・暖まらないのトラブル
冷えない・暖まらないのトラブルは、年数に関係なく修理できる可能性があります。
製造年数によってフロンガスの種類が異なりますが、20年以内の製品であればほとんどの業者がガスを持っているので修理できると思います。
ガス漏れが疑われる故障の場合は、一度、修理業者にお問い合わせすることをおすすめします。
エアコンのガス漏れについて詳しく解説している記事をご紹介します。
水漏れのトラブル
水漏れも機械の年数に関係なく修理可能です。
水漏れは、冷房運転時特有のトラブルになります。
水漏れは冷えているので水が発生します。
機械には異常・トラブルがないことになります。
水漏れの時も修理業者に依頼して修理してもらってください。
まとめ
エアコンはセット販売なので片方のみでの交換は難しいです。
毎年、新商品が販売されるので全く同じ型番を見つけることは難しいです。
故障で困ったら業者に相談しましょう。
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